ラグビーリパブリック

ラスベガスセブンズ優勝は南ア! 開催国アメリカはNZに劇的勝利で銅メダル

2017.03.06

決勝のMVPとなった南アのスペックマン(Photo: World Rugby / Martin Seras Lima)

 ワールドラグビーセブンズシリーズ(男子)で8季ぶり2回目の総合チャンピオンを目指す南アフリカが、シーズン前半最後となったラスベガス大会も制し、5ラウンドで早くも4冠目を獲得した。
 現地時間5日に順位決定戦がおこなわれ、南アはカップ準決勝で開催国のアメリカに20−17と逆転勝ちし、決勝進出。
 ファイナルではリオ五輪金メダルのフィジーと対戦し、19−12で激闘を制した。
 序盤にゴールラインを割られた南アだったが、前半5分、フィジーの1人が危険なタックルで一時退場となっている間に逆転。7−5で折り返すと、後半1分過ぎ、ロスコ・スペックマンが相手の守りを崩し、クリス・ドライがトライゲッターとなった。さらに2分後、俊敏なスペックマンは自陣から中央を突破して約70メートル走り切り、リードを拡大する。
 フィジーは残り時間1分を切ったあと7点差に詰めたが、リスタート直後に途中出場のFW選手が危険なタックルをしてレッドカードとなり、そのまま南アが逃げ切った。
 アメリカは地元ファンの前で優勝することはできなかったものの、3位決定戦でニュージーランドを19−15で下し、銅メダルに輝いている。
 アメリカは14−15でフルタイムを報せるホーンを聞いたが、自陣から攻め上がり、敵陣深くでペナルティを獲得。USAコールが響くなか、ラストアタックでアンドリュー・ドゥルタロ(昨季サンウルブズに所属)がゴールに持ち込み、劇的勝利となった。
 次の第6ラウンド、バンクーバー大会(カナダ)は3月11、12日におこなわれる。

アメリカのニウアにタックルするNZのモリア(Photo: Getty Images)
<2016-17 ワールドセブンズシリーズ 第5戦・アメリカ大会>
▽カップ準々決勝(1〜8位)
・南アフリカ 17−14 オーストラリア
・アメリカ 21−19 アルゼンチン
・フィジー 31−12 カナダ
・ニュージーランド 19−0 イングランド
▽カップ準決勝
・南アフリカ 20−17 アメリカ
・フィジー 19−14 ニュージーランド
▼カップ決勝(優勝決定戦)
・南アフリカ 19−12 フィジー
▼ブロンズ決勝(3位決定戦)
・アメリカ 19−15 ニュージーランド
▽5位決定トーナメント準決勝
・オーストラリア 14−0 アルゼンチン
・イングランド 12−5 カナダ
▼5・6位決定戦
・イングランド 10−7 オーストラリア
▽チャレンジトロフィー準々決勝(9〜16位)
・フランス 24−14 日本
・ケニア 21−19 チリ
・スコットランド 28−21 ウェールズ
・サモア 31−7 ロシア
▽チャレンジトロフィー準決勝
・ケニア 14−7 フランス
・サモア 24−0 スコットランド
▼チャレンジトロフィー決勝(9・10位決定戦)
・ケニア 21−14 サモア
▽13位決定トーナメント準決勝
・日本 24−7 チリ
・ウェールズ 24−5 ロシア
▼13・14位決定戦
・ウェールズ 21−19 日本
Exit mobile version