シックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)第1節のイタリア代表×ウェールズ代表戦が5日、ローマのスタディオ・オリンピコでおこなわれ、4年ぶりの優勝を目指すウェールズが33−7で逆転勝ちした。
先制したのはホームチームのイタリアだった。FWの強さを前面に出し続け、前半28分にゴール前でスクラムのチャンスを得ると、キャプテンのNO8セルジョ・パリッセが持ち出してFLブラーム・ステインとのサインプレーが決まりゴールに接近、近場を攻め、モールを形成して押し込んだ。
一方、ウェールズの前半の得点はPG1本による3点のみ。
しかし、10年ぶりのウェールズ戦勝利へ向け奮闘し、4点リードで後半を迎えたイタリアだったが、反則が多く、45分、52分、55分と相手のFBリー・ハーフペニーにショットチャンスを与え、ゲームをひっくり返された。
59分にはイタリアのPRアンドレア・ロヴォッティがシンビンとなり、数的有利となったウェールズはゴール前スクラムで再開後、ボールを動かしてCTBジョナサン・デーヴィスがトライを挙げ、完全に流れを変えた。
ウェールズはさらに66分、WTBリーアム・ウィリアムズがトライゲッターとなり、77分には自陣からのカウンターでWTBジョージ・ノースが約70メートル走り切り、アウェイでの逆転勝利となった。
次節、イタリアは再びホームゲームでアイルランドと対戦、ウェールズは地元に戻って前年度王者のイングランドを迎え撃つ。