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惜しくも連勝ならず… 男子セブンズ日本代表はシドニー大会11位タイ

2017.02.05

俊敏なフランスの選手を止めるジェイミー・ヘンリー(左)とダラス・タタナ(Photo: Getty Images)

 シドニーセブンズの最終日(2月5日)初戦でカナダを倒し、新チームとなってようやくワールドラグビーセブンズシリーズ初勝利を挙げた男子セブンズ日本代表だが、惜しくも連勝とはならなかった。9位以下のチームによるチャレンジトロフィートーナメントの準決勝でフランスと対戦し、前半をリードしたが、12−19で逆転負け。16チーム中、11位タイで大会を終えた。
 立ち上がり、フランスに攻め込まれたが堅いディフェンスでボールを奪い返し、1分過ぎ、ジェイミー・ヘンリーが自陣からビッグゲインして巧みなハンドリングで坂井克行につなぎ、先制した。
 ハーフタイム前にはフランスが反則で1人少なくなり、直後、日本はゴール前のPKから攻めて再び坂井がスコアラーとなり、12−0で折り返した。
 しかし後半開始早々、小澤大がハイタックルでイエローカードとなり、数的不利のなかフランスに突破を許し7点を返された。小澤が戻ってくる前にフランスはもう1本トライを挙げ、タッチライン近くからのコンバージョンも決まって逆転。勢いづいたフランスは6分にも防御網の中央を破り、12−19となった。
 日本は後半、ほとんどアタックする機会がなく、そのままノーサイドとなって惜敗で大会を終えた。
 シドニーで上位進出はならなかった日本だが、4ラウンド目で初勝利を挙げ、5ポイントを獲得している(通算8点)。コアチーム(シリーズにフル参戦する15チーム)中、今シリーズの全10大会で獲得ポイントが最も少なかったチームは降格することになっており、3月3〜5日におこなわれる次のラウンド(アメリカ・ラスベガス大会)以降もポイントを増やしたいところだ。
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