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男子セブンズ日本代表 惜しくも今季初勝利逃す… シドニー大会初日は3連敗

2017.02.04

ケニア戦で力走する小澤大(Photo: Michael Lee @ KLC fotos / World Rugby)

 昨秋の新チーム発足以来、ワールドラグビーセブンズシリーズでまだ1勝もしていない男子セブンズ日本代表は、第4ラウンド・シドニー大会の初日に初勝利を目前にしたが、惜しくも手にすることはできなかった。
 2月4日におこなわれたプールステージ。
 日本は初戦で、今季シリーズリーダーの南アフリカに挑み、序盤からブレイクダウンやスクラムでプレッシャーをかけるなど奮闘したが、0−32で敗れた。
 次のイングランド戦は、前半1分過ぎにシオネ・テアウパ(流通経済大4年)がゴールに持ち込んだものの相手の必死のディフェンスでグラウンディングできず、その後もしばらくボールを支配していたがラインアウト失敗から流れが変わり、結局、0−26で屈した。
 だが、初日最後のケニア戦では、それまで以上にファンを興奮させた。
 日本はしぶといディフェンスで善戦し、前半4分過ぎに先制を許したものの、ハーフタイム前につないでジェイミー・ヘンリー(PSIスーパーソニックス)が今大会チーム初トライを挙げ、コンバージョン成功で7−5と逆転して折り返した。
 後半2分にはゴール前のPKから攻めて、中野将宏(九州共立大3年)が5点を追加。3分過ぎにケニアの俊足ランナーに走られ点差を詰められたが、12−10、リードしていたのは日本だった。
 しかし残り時間1分で、日本はラインアウト後にプレッシャーをかけられボールを失い、ケニアが攻撃に転じる。そして後半途中に入ったばかりのベテラン選手、コリンズ・インジェラが巧みなランで逆転トライを挙げ、12−17で日本の今季初勝利とはならなかった。
 プールAで最下位となった日本は、5日は9位以下のチャレンジトロフィー戦へ進むこととなり、同準々決勝でプールD3位のカナダと対戦する。
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