2月4日から始まるシックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)で連覇を狙うイングランド代表だが、エディー・ジョーンズ ヘッドコーチは55キャップを持つ経験豊かなFLクリス・ロブショウ(30歳)抜きで戦うことになりそうだ。
前主将のロブショウは、所属するハーレクインズの試合(1月1日/ウスター戦)でかねて痛めていた左肩を悪化させ、同クラブによれば、修復するために手術を受けることになったという。全治12週間と見られており、今年のシックスネーションズ出場は不可能となった。
自国で開催されたラグビーワールドカップ2015で惨敗し、イングランド代表のキャプテンマークを失ったロブショウだが、ブラインドサイドフランカーにシフトして背番号6は不動のものにしており、昨年のシックスネーションズは全試合に先発してグランドスラム(全勝優勝)に貢献していた。
イングランド代表ではほかにも、ヴニポラ兄弟(PRマコ、NO8ビリー)がひざの負傷で開幕に間に合わないと見られており、LOジョー・ローンチブリーはふくらはぎに問題を抱え、LOジョージ・クラウスは頬骨を折って回復を待っている状況。さらに、CTBマヌー・トゥイランギは右ひざの前十字靭帯損傷で今シーズン中の復帰は絶望視されている。
現在、イングランド代表はテストマッチ14連勝中で、2年連続のグランドスラムとなれば、同時に、オールブラックス(ニュージーランド代表)が持つ18連勝の記録を更新することとなる。