ラグビーリパブリック

新潟工、光泉が1回戦突破! 流経大柏は15トライで大勝発進

2016.12.27

エンジ色の新潟工業とダークグリーンの鹿児島実業(撮影:松本かおり)

 ラグビーの聖地・花園で27日、第96回全国高校ラグビー大会が開幕し、新潟工業(新潟)、光泉(滋賀)、流通経済大学付属柏(千葉)などが1回戦を突破した。
 6月の北信越大会Bブロックで優勝した新潟工は、鹿児島実業(鹿児島)を50−14で下した。
 前半3分、モールでゴールに迫ったあと、PR近藤芽吹がインゴールに突っ込み先制。さらにPGで加点し、10−0とした。
 一方の鹿児島実は10分、リスタートのキックオフボールを確保してテンポよく攻め込み、主将のCTB平良海斗が抜けてトライを挙げる。
 しかし新潟工は18分、ゴール前のスクラムからサイドアタックしたNO8戸田純冶がゴールに持ち込みリードを拡大。21分にはラインアウトスチールから敵陣深くに入り、FL田村蒼がスコアラーとなって24−7で折り返した。
 後半早々にも相手のラインアウト失敗でボールを確保した新潟工は、磨いてきたモールで追加点を挙げると、後半8分、11分にもモール形成から得点を重ね、20分にはキックを使った攻めでWTB上田一誠がチーム7トライ目を獲得。
 鹿児島実は試合終了前にNO8内田康喜がトライで意地を見せたが、新潟工が快勝で2回戦進出となった。

光泉(黒ジャージー)×日川(撮影:松本かおり)
 6年連続の出場となった光泉は、山梨の名門校・日川を39−3で下した。
 日川が前半7分にPGで先制したが、光泉はリスタート後まもなく、SO今村龍仁の中央突破でチャンスとなり、つないでNO8漆谷公亮が逆転トライ。13分には長いモールドライブで追加点を挙げると、22分にはゴール前でFWが近場を突いたあと、CTB土橋源之助がフィニッシュし、17−3で折り返した。
 後半、まずPGでリードを広げた光泉は、18分、敵陣22メートル内のフリーキックから攻めて最後はPR蒲地威颯がインゴールにねじ込んだ。22分にはSH土永雷キャプテンからのキックパスを拾ったNO8漆谷が右隅にフィニッシュ。試合終了前には16フェイズを重ね、PR蒲地のトライで締めくくった。
 光泉は2回戦で前年度王者の東海大仰星(大阪第1)に挑む。

ボールを持って攻める流経大柏。最後まで懸命にプレーした高松北(撮影:松本かおり)
 花園常連校である流経大柏は高松北(香川)を95−0と圧倒した。
 前半4分のLO土居大我の先制を皮切りに主導権を握り、SO相澤賢志郎、FL染谷一徹らの好走もあって計15トライ。
 高松北は後半16分過ぎ、ラインアウトから攻めて敵陣22メートルラインに迫り、CTB岩田紘輝が抜けてトライ寸前までいったが、カバーディフェンスに走ってきた流経大柏のWTB?松和音がからんでグラウンディングを許さず、結局、高松北はノートライに終わった。
 流経大柏は2回戦でAシードの桐蔭学園(神奈川)と対戦する。
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