ラグビーユニオンの国際統括団体であるワールドラグビー、およびラグビーワールドカップ(RWC)2019組織委員会は24日、RWC2019日本大会の組分け抽選会を、来年5月10日に「京都迎賓館」で開催することが決まったと発表した。
京都迎賓館は、日本の歴史、文化を象徴する都市・京都で、海外からの賓客を心をこめて迎え、日本への理解と友好を深めてもらうことを目的に2005年に建設された国立の施設。
RWC2019組織委員会の嶋津昭事務総長は、「多くの国賓の方々をお迎えしてきた特別な施設、京都迎賓館において、日本らしい抽選会を実施し、世界中のラグビーファンのご期待に応えたいと思います。日本国内やアジアの国々の皆さんにも大会を広く知っていただき、アジアで初のラグビーワールドカップを盛り上げて参ります」とコメントした。
また、京都市の門川大作市長は「プール組分け抽選会がイギリス、アイルランド以外で開催されるのは初めてのことで、日本・京都の魅力をご評価いただいたと喜んでおります。抽選会は日本開催に向けた最初の大イベントであり、ご参加の各国のラグビー関係者に京都に伝わる日本の奥深い魅力を感じていただき、世界に日本の魅力を発信する大きな機会となります。RWC2019組織委員会と連携し、各国のラグビー関係者を、市民の皆さんとともに新緑の京都でおもてなしの心でお迎えします」と語った。
ワールドラグビーのビル・ボーモント会長も期待を寄せる。「プール組分け抽選会はRWC2019への重要なマイルストーンであるとともに、開催国をはじめ世界のラグビーファミリーが高揚する機会でもあります。京都は日本文化・伝統の代名詞であり、京都迎賓館はこの特別なセレモニーにふさわしい場所であると感じています。京都での抽選会開催は、『RWC2019は日本全国でおこなわれる大会』であるという我々のビジョンを反映したものであり、RWC2019日本大会が特別で、革新的な大会になるということを世界に示すでしょう」とコメントした。