ニュージーランド人のダミアン・カラウナ氏をヘッドコーチに迎えた男子7人制日本代表が、12月2日にドバイで開幕する「HSBC ワールドラグビー セブンズシリーズ 2016−17」へ向けて動き出し、候補選手たちによる合宿が17日から始まった。
合宿参加メンバーには、ワールドセブンズシリーズを経験している小澤大(トヨタ自動車)、鶴ヶ崎好昭(パナソニック)、ジェイミー・ヘンリー(PSIスーパーソニックス)の名前はあるが、今夏のリオデジャネイロオリンピックでベスト4入りの快挙を遂げた男子セブンズ日本代表のメンバーはひとりもいない。日本ラグビー協会は6月の定例理事会で、2020年の東京オリンピックを見据え、セブンズの選手契約について専属契約の用意を進めることを決め“プロ化”も計画しているが、難航している模様。今回のトレーニングスコッドには小澤と鶴ヶ崎以外にトップリーグチーム所属の選手はおらず、候補メンバーにはトップイーストリーグ(東日本地域リーグ)などでプレーする外国出身選手や練習生の大学生らが多く入った。
合宿は今月27日までおこなわれ、男子セブンズ日本代表に選ばれた選手たちは同日夜にドバイへ向けて出発する。コアグループに復帰した日本はリオ五輪で金メダルを獲得したフィジーなどの強豪国と一緒に、来年5月まで世界10都市を転戦する。
<男子セブンズ日本代表候補合宿 参加メンバー>
小澤大(トヨタ自動車)、鶴ヶ崎好昭(パナソニック)、中野将宏(九州共立大3年)
■練習生:
加納遼大(明治安田生命)、黒川ラフィ(専修大4年)、小森邦洋(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング)、関本圭汰(PSIスーパーソニックス)、ソセフォ・ファカタヴァ(福岡工業大1年)、アウクソ・タウマファイ(白鷗大3年)、坪井宏樹(九州共立大4年)、鶴田桂樹(同志社大3年)、中孝祐(関西学院大1年)、中尾隼太(鹿児島大4年)、韓尊文(流通経済大2年)、マイケル・ピーターズ(白鷗大3年)、ジェイデン・マックス(白鷗大3年)、山田一輝(立命館大3年)
■20日合流:
レオン・エリソン(ヤクルト)、パトリック・ステイン(日本IBM)、ダラス・タタナ(釜石シーウェイブス)、ハミッシュ・パターソン(ヤクルト)、ジェイミー・ヘンリー(PSIスーパーソニックス)、オスカ・ロイド(釜石シーウェイブス)
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