ラグビーリパブリック

懐かしさと新発見。別冊「ラグビーマガジン クロニクル」まもなく発売。

2016.10.28

ラグマガ創刊後の日本代表にいろんな角度から迫っています。

 週明けの月曜日(10月31日)は書店に走ってください。10月25日の発売当日に予定していた、ラグマガ12月号、ラグビークリニックの告知記事が2日ほど遅れてしまったのは、両誌の校了直後からある雑誌の編集作業に没頭していたからです。
 10月31日、別冊『ラグビーマガジン クロニクル』Vol.1 日本代表編が発売となります。これはベースボール・マガジン社の創業70周年記念企画として発行したもの。1972年のラグマガ創刊以後のジャパン関連のネタで誌面を作っています。
 巻頭は10月20日に天に召された、故・平尾誠二さんの追悼記事。村上晃一さんの思いが詰まっています。
 それに続く特集では日本代表が刻んできた名勝負を振り返りました。
「昨年のワールドカップに出場した31選手は1年後のいま、なにを思うのか」
「1989年スコットランド撃破時のバックローたち」
「1983年、ウエールズに肉迫したジャパンの価値と記憶」
 それぞれ当事者の言葉と記憶で構成しています。
 特集「ワールドカップの思い出」では、2大会でキャプテンを務めた箕内拓郎さんや4大会出場の元木由記雄さん、第1回大会と第2回大会の全試合に出場した朽木英次さんらに登場してもらいました。17-145というスコアでオールブラックスに大敗を喫した1995年ワールドカップの暗黒の記憶を増保輝則さんが振り返ったストーリーも。いろんな角度からワールドカップを振り返っています。
 築城昌拓&桑水流裕策というセブンズ代表主将経験者同士の対談からは、ふたりのセブンズ愛が伝わってきます。
 それ以外にも、キャップ数は「1」だけも誇り高き男のストーリーや、記憶にとどめておくべき記事や言葉の再録も。通常の連載コラム「DAI HEART」、「ラグビーに乾杯」、「TRYLINE」も、このクロニクル用に書き下ろしたものを掲載しています。人気コーナー「解体心書」も設け、同コーナーに田中史朗が初登場。「Spotlight on the team」には元日本代表の藤掛三男さんが指導する佐野日大高校が登場します。
 過去に巻末インタビューに登場していただいた方のもとを再訪問した企画も面白かった。同コーナーには、「イソップ」も登場。是非、書店でお求めください。

別冊『ラグビーマガジン クロニクル』Vol.1 日本代表編◎目次
■COLUMN◎DAI HEART 藤島 大

■追悼 平尾誠二を忘れない。◎村上晃一
■GLORY DAYS
特集◎日本代表「輝き」の記憶
(1)「あの日」から1年後の31人。
ボクス撃破から1年。日本での祭典まで、あと3年。
ワールドカップ戦士たちは何を思う。
(2)1989年スコットランド戦
突き刺さるためだけに呼ばれた男たち。
梶原宏之/中島修二/シナリ・ラトゥ
(3)1983年ウエールズ戦
背中が見えた。◎日比野 弘
■RWC MEMORIES/ワールドカップの記憶
箕内拓郎◎ギリギリの見極めが出来ていたか。
元木由記雄◎徹底的に積み上げた。
朽木英次◎知らない世界へ。
小野澤宏時&菊谷 崇◎監督を迷わせるカードに。
■セブンズの時代◎主将経験者対談
築城昌拓×桑水流裕策
■WORST MEMORIES◎暗黒の記憶。
第3回ワールドカップ 日本 17-145 NZ/増保輝則
■解「体」「心」書◎田中史朗[日本代表SH]
■人物往来◎特別編「キャップ1」の肖像
東田哲也◎宝物の重み。
イアン・ウィリアムス◎走り続けています。
■ラグビーに乾杯!◎森本優子

■Spotlight on the team◎佐野日大高校/ホンキ。
■記憶にとどめておくべき記事&言葉
PART.1◎歴代日本代表監督の声
大西鐵之祐/宿沢広明
平尾誠二×土田雅人/向井昭吾/エディー・ジョーンズ
PART.2◎ジャパン史アーカイブ
1975年11月号・ウエールズ来日シリーズ他
■MEET AGAIN!◎巻末インタビュー登場人物と再会した
権藤 博[侍ジャパン投手コーチ]◎「道」を教えた。
高野浩和[株式会社アートネイチャー]◎人生の教室。
三阪洋行[ウィルチェアーラグビー日本代表コーチ]◎みんなで生きる。
村上泰將[パナソニック通訳]◎つなぐひと。
■トライライン◎小林深緑郎


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