ジャパンラグビートップリーグは23日、第8節の残り3試合がおこなわれ、昨季準優勝チームの東芝はリコーに28−33で逆転負けし、4敗目を喫して8位に順位を下げた。
東芝は2003年のトップリーグ発足以来、最多5回の優勝を誇り、これまでの13シーズンすべてトップ4以内の成績を収めてきた強豪。2プール2ステージ制だった2013年度と2014年度を除けば、1シーズンにリーグ戦4敗は2007−2008シーズン以来2度目となる。
23日にコカ・コーラウエスト広島スタジアムでおこなわれたリコー戦。
東芝は、前半20分間にインターセプトトライなどを許し12点を追う展開となった。その後、4トライを奪い返して28−19と逆転したものの、今季4勝目を目指すリコーが71分(後半31分)、敵陣深くでの相手ボールスクラムでプレッシャーをかけてペナルティを得、速攻を仕掛けてCTBアマナキ・ロトアヘアがインゴールにねじ込み、コンバージョンキックも決まって2点差に詰めた。そして試合終了間際、リコーは辛抱強くフェイズを重ねてゴール右に迫り、79分過ぎ、この日2トライを挙げていたルーキーのNO8松橋周平が力強い突進でタックラーを3人振り切ってインゴールにボールを押さえ、劇的な逆転ゲームとなった。
両チームともこれで4勝4敗。東芝は総勝点20で、リコーは総勝点18となっている。
新潟市陸上競技場でおこなわれたNEC×クボタ戦は、15−15の引き分け。クボタが15点ビハインドから追い上げ、76分(後半36分)にWTB高橋拓朗のトライで同点とした。フルタイムを報せるホーンが鳴ったあと、NECはSO田村優が敵陣10メートルラインの内からPGを狙ったものの、右に外れ、ノーサイドとなった。
クボタは3勝1分4敗(総勝点15)、NECは2勝1分5敗(総勝点11)。
テクノポート福井スタジアムではトヨタ自動車とコカ・コーラが対戦し、トヨタ自動車が8トライを挙げて57−3と圧倒している。
トヨタ自動車は5勝3敗(総勝点25)、コカ・コーラは1勝7敗(総勝点8)となった。