関西大学Aリーグ第4節は23日、東大阪市花園ラグビー場などで4試合をおこなった。
連覇を狙う同志社大は関西学院大を45−17、天理大は近畿大を54−5で下し、両チームともに開幕4連勝とし、首位を守った。
同大は今月20日に逝去したOBでもある神戸製鋼GMの平尾誠二さん(享年53)を悼む黒い喪章を襟に縫い付け試合に臨む。
0−3の前半13分、NO8末永健雄が二枚腰の粘りでタックルを弾き、相手インゴール左隅に飛び込んだ。同17分にはラックサイドをSH大越元気がスピードで駆け抜け、トライラインを超える。結局、7トライを挙げ、一昨年の優勝チームを寄せ付けなかった。
LOの山田有樹主将は「平尾さんのためと同時に自分たちのためにも頑張った。少しはお好きだった見ていて楽しいラグビーができたのではないかと思う」と話した。
天理大は近大が自信を持つスクラムを押し込む。前半5分、敵陣ゴール前からスクラムトライ。フィジー人留学生、FLフィリモニ・コロイブニラギがスコアした。この先制を皮切りに8トライを挙げる圧勝劇。左PRの山口知貴主将は「今日の近大も2戦目の京産大もスクラムで勝てたので、自分たちの強さに自信が持てた」と笑顔を見せた。
京都・宝が池球技場でおこなわれた2試合は、京都産業大が64−14で関西大を、立命館大が34−29で摂南大をそれぞれ破った。
同大、天理大に続く2位グループは立命大、京産大、近大の3校が2勝2敗で並んでいる。
天理大(黒ジャージー)は近畿大を圧倒