ラグビーリパブリック

レッズが充実補強で捲土重来へ! NECのヒギンボッサムもスコッド入り

2016.10.12

2011年の優勝戦士、クーパー(左)とヒギンボッサム(中央)がレッズで再び合体へ(Photo: Getty Images)

 オーストラリアのレッズは12日、来年のスーパーラグビーへ向けて38人のシニアスコッドを発表し、すでに復帰や新加入が決まっていたオーストラリア代表のSOクウエィド・クーパーやHOスティーヴン・モーア、世界的スターのFL/NO8ジョージ・スミス(サントリーサンゴリアス所属)などのほかに、現在NECグリーンロケッツでプレーしているNO8スコット・ヒギンボッサムも新戦力となることが明らかになった。ヒギンボッサムは日本シーズン終了後、3年契約で古巣に復帰することとなる。
 バックローには、3季目も活躍が期待される日本代表38キャップ保持者のFL/NO8ツイ ヘンドリックのほか、10月8日のアルゼンチン代表戦で念願のオーストラリア代表デビューを果たしたばかりのリーロイ・ヒューストン(昨季終盤にバースから移籍)もおり、強力な布陣になりそうだ。
 スコッドメンバーの代表テストキャップ総数は540で、2016年度の355から大幅に増加した。
 レギュラーシーズンが終了したばかりのNRC(オーストラリア国内プロリーグ)では、下部チームでプレーした20歳のPRタニエラ・トゥポウとLOルカン・トゥイが『FOX Sports』が選ぶベストフィフティーンに選出されるなど、若手も育っている。
 アウトサイドバックスでは、ラグビーリーグ(13人制)のブリスベン・ブロンコスで活躍して“ザ・フィニッシャー”と呼ばれた新加入のラクラン・マランタが注目選手のひとりだ。
 今年のスーパーラグビーは3勝1分11敗で18チーム中の15位に終わったレッズだが、充実した補強で、4年ぶりのプレーオフ進出、さらには2011年以来となる2回目の優勝を期待する声が地元では高まっている。