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【太陽生命カップ・第7回全国中学生大会】 3部門で初王者に。

2016.09.19

西陵中はBKが鮮やかな攻撃を披露した(撮影:長岡洋幸)

 第7回全国中学生大会は9月17日に水戸のK’sデンキスタジアム、ツインフィールドで幕を開け、最終日の19日には順位決定戦がおこなわれた。今年から女子セブンズも正式種目となり、3部門で全国王者が決まった。
 中学校の部はパスで相手を抜く京都市立西陵中(京都)と初出場ながら決勝戦に進出した本郷中(東京)のフレッシュな決勝戦になり、自分たちのスタイルを貫いた西陵中が後半に得点を重ねて24−7と初制覇。2年前、同じ京都の伏見中の優勝を見て、自分たちもと目標にしてきた現在の3年生の執念が実った。
「パスで抜くのは京都の持ち味なので、そこは譲れない。前半は取れそうで取れなく、焦りも出ましたが、後半に正しい判断ができました」と西陵中・伊藤賢監督。自身は高校時代、伏見工で全国制覇した経験もあり、その魂を注入した。
 敗れた本郷も前半は耐えてペースを握り返したが、こちらも得点ができなかった。ディフェンスでは無理にボールに絡まない時も多く、きちんとディフェンスをして、西陵の猛攻を止めた。しかし、後半先に得点を許すと4トライを献上した。
「修正する力があるので、いろんなことに対応できる。自分たちで考えて組み立てたり、いろんなことに成長してくれたので、高校でも楽しみです。花園で勝つことが今後の目標です」と本郷中・井口辰也監督。
 ラグビースクールの部は2年連続で決勝に進出した筑紫丘ラグビークラブジュニアスクール(福岡)が19−15と南信州Jr.ラグビースクール(長野)を下して、初の頂点に。終盤に猛攻を浴びたが、防御でも充実していた筑紫丘がゴール差の勝利だった。
 女子セブンズは東京都スクール選抜が神奈川県女子選抜との関東対決を17−7で制して、初優勝。エキシビションでおこなわれた昨年の大会で抽選負けもあり、無敗で5位に終わった雪辱を果たした。苦しい時間帯に支え合っての頂点に試合後もさらに笑顔が弾けた。
【太陽生命カップ2016 第7回全国中学生大会/最終順位決定戦結果】
<中学校の部>
▼決勝
・京都市立西陵中(京都) 24−7 本郷中(東京)
▼3位・4位決定戦
・東海大仰星中(大阪) 29−7 熊本市立託麻中(熊本)
▼5位・6位決定戦
・茗溪学園中(茨城) 33−12 天理中(奈良)
▼7位・8位決定戦
・高鍋町立高鍋西中(宮崎) 33−14 秋田市立将軍野中(秋田)
<ラグビースクールの部>
▼決勝
・筑紫丘ラグビークラブジュニアスクール(福岡) 19−15 南信州Jr.ラグビースクール(長野)
▼3位・4位決定戦
・兵庫県ラグビースクール(兵庫) 33−19 吹田ラグビースクール(大阪)
▼5位・6位決定戦
・芦屋ラグビースクール(兵庫) 14−7 ワセダクラブ・ラグビークラブ(東京)
▼7位・8位決定戦
・長崎ラグビースクール(長崎) 28−21 田園ラグビースクール(神奈川)
<女子の部>
▼決勝
・東京都スクール選抜 17−7 神奈川県女子選抜
▼3位・4位決定戦
・九州選抜A 27−0 兵庫県中学女子選抜
▼5位・6位決定戦
・大阪府女子選抜 12−7 東京都中学校女子
▼7位・8位決定戦
・京都府女子選抜 24−5 九州選抜B

お互いしつこく前に出た筑紫丘(撮影:長岡洋幸)

前に出る意欲が印象的な東京都スクール選抜女子(撮影:長岡洋幸)
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