ラグビーリパブリック

欧州でプレミアシップとプロ12開幕! 日本で愛された元TL選手も活躍

2016.09.05

ハリクインズの防御網を破りゴールへ走るブリストルのトゥシ・ピシ(Photo: Getty Images)

 ヨーロッパでは、8月20日に開幕したフランスの「トップ14」(五郎丸歩がトゥーロンに加入して挑戦中!)に続き、9月2日から、イングランド最高峰リーグの「プレミアシップ」と、ウェールズ、スコットランド、アイルランド、イタリアのクラブおよび地域代表チームが競う「プロ12」も2016−17シーズンが始まった。
 プレミアシップでは、昨季、ヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップとの2冠を達成したサラセンズがウスター・ウォーリアーズを35−3と圧倒し、好発進。サントリーサンゴリアスから移籍した南アフリカ代表のFLスカルク・バーガーもトライを挙げ、サラセンズの勝利に貢献した。
 最多10回の優勝を誇り、4季ぶりの王座奪還を目指すレスター・タイガースも開幕戦を勝利で飾った。敵地でグロスター相手に苦戦したが、24点ビハインドから、パナソニック ワイルドナイツを経て新加入した南ア代表WTBのJP・ピーターセンが後半6分に反撃の狼煙を上げ、そこから4連続トライで38−31と逆転勝利を収めている。
 8季ぶりにプレミアシップに復帰したブリストルは、サントリーとサンウルブズで愛されたトゥシ・ピシ(サモア代表)が司令塔を務め、自らトライも挙げ、4万7029人が詰めかけたトゥイッケナムスタジアムでスター選手が多いハリクインズ相手に奮闘したが、19−21で惜敗した。
 また、クルセイダーズ(ニュージーランド)前ヘッドコーチのトッド・ブラッカダーが新ディレクターに就任したバースは、ノーサンプトン・セインツを18−14で下している。
 プロ12では、昨季初優勝を遂げたコナート(アイルランド)がホームでグラスゴー・ウォーリアーズ(スコットランド)に5−41とまさかの大敗を喫した。
 グラスゴーは、FBスチュアート・ホッグなどテストキャップ合計473のインターナショナルプレーヤーがスコッドにおり、6トライの猛攻。スコットランド代表の指揮官に就任することが決まっているグレガー・タウンゼンド ヘッドコーチのもとで戦うのは今季が最後であり、こちらは2季ぶりのタイトル獲得を狙う。
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