クボタ戦で2トライを挙げ、マン・オブ・ザマッチに選ばれたトヨタ自動車の彦坂匡克。
ジャパンラグビートップリーグは9月4日、北海道・月寒屋外競技場で第2節の残り1試合がおこなわれ、トヨタ自動車ヴェルブリッツがクボタスピアーズを27−10で下し、開幕2連勝となった。トヨタは2試合連続でトライボーナスポイントも獲得し、勝点10で単独トップに立っている。クボタは2連敗で勝点は1のまま。
前半、トヨタ自動車がPGで先制したものの、風上だったクボタがゲームを優位に進め、10分、ゴール前の攻撃からFLグラント・ハッティングが抜けてトライ。25分にはSOルイ・フーシェが風に乗せて約50メートルのPGを決め、3−10とした。
しかしトヨタは28分、ゴール前のラインアウトからモールで押し込み2点差に詰める。38分には敵陣中央でのスクラムで優勢となってスペースが広い右を攻め、3対2の状況から、WTB彦坂匡克がゴール右隅にフィニッシュし、13−10と逆転して前半を終えた。
トヨタは52分(後半12分)、敵陣深くで相手のラインアウトが乱れてチャンスとなり、SO文字隆也が絶妙なキックで広いインゴールにボールを転がし、CTBタウモエピアウ シリベヌシィが押さえて追加点。
自分たちのペースに持ち込んだトヨタは69分にもゴールに迫り、今夏のリオデジャネイロオリンピックで活躍したセブンズ日本代表選手でもある彦坂匡克がスピンを使ってディフェンダーをかわし、インゴールにねじ込み、自身の2トライ目は相手に3本差をつけるチーム4トライ目となり、ボーナスポイント獲得となった。
次節、トヨタ自動車は三重交通Gスポーツの杜 鈴鹿でHondaと対戦する。今季初勝利を目指すクボタは、同じく開幕2連敗中の豊田自動織機と秩父宮ラグビー場でぶつかる。