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リオ五輪で活躍の副島がコカ・コーラ入り! 念願のトップリーガーへ

2016.08.23
リオ五輪の準決勝、故郷フィジーの選手と対戦したときの副島亀里ララボウ ラティアナラ
(Photo: Getty Images)
 ジャパンラグビートップリーグチームのコカ・コーラレッドスパークスは23日、今夏のリオデジャネイロオリンピックで活躍した男子セブンズ日本代表選手、副島亀里ララボウ ラティアナラ(33歳)の入団を発表した。スーパーラグビーのチーフス(ニュージーランド)で6季プレーしてきた28歳のユーティリティBKアンドリュー・ホーレルもレッドスパークスに新加入する。
 副島はフィジー出身。JICAのボランティアとしてフィジーの病院で働いていた彩さんと結婚し、2009年に来日。佐賀市にあるシライシ舗道の社員として道路工事の現場等で働きながら、地元の佐賀クラブで楕円球を追い、その後は福岡のクラブチーム、玄海タンガロアでラグビーを続けていた。
 2013年の5月に帰化。同年秋、佐賀県代表に選ばれて東京国体に出場した。そのときの活躍が注目を集め、セブンズ日本代表入りを果たす。オリンピックイヤーだった今年は競技に専念するため、1月から会社を休職し、ワールドラグビーセブンズシリーズに参戦。そんな副島を激励し、サポートしようと、佐賀県ラグビー協会は「副島亀里選手を応援する会」を起ち上げ、募金活動をおこなった。
 ギャムの愛称で親しまれる副島は、多くの人に支えられ、リオ五輪で大活躍した。
 第1戦、2013ワールドカップ・セブンズのチャンピオンであり、ワールドセブンズシリーズで最多12回の総合優勝を誇る強豪のニュージーランドを日本は破った。世界中を驚かす大金星。後半4分すぎに値千金の同点トライを決めたのが副島で、坂井克行のコンバージョン成功で14−12で快挙を遂げたのだった。メダルには一歩届かなかったけれど、日本は堂々の4位。副島もまた、日本中に感動と夢をもたらした最高のオリンピアンだった。
 そして、身長190センチ、体重94キロのWTBには新たな目標が生まれた。33歳、レッドスパークスのオールドルーキー。次は、トップリーガーとなる。
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