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女子セブンズ日本代表は五輪初日連敗 メダルの夢遠のく

2016.08.07
イギリス選手にタックルする中村知春(左)と山口真理恵(右)
(Photo: Getty Images)
 女子セブンズ日本代表のオリンピックデビューは、笑顔満開とはならなかった。
 リオデジャネイロのデオドロスタジアムで8月6日におこなわれたプール戦1日目、カナダに0−45、イギリスに0−40と2試合連続で大敗し、準々決勝進出へ向けて厳しい状況に追い込まれた。2日目におこなわれるブラジル戦(プールC最終戦)に敗れれば8強入りの望みは絶たれ、勝っても、別プール(A・B)の3位チームよりも得失点差などの成績が最も悪ければ、メダル争いから脱落することとなる。
 第3シードの強豪・カナダとの初戦は、相手に7トライを奪われる完敗だった。
 キックオフ早々、日本は反則を犯し、速攻を仕掛けたカナダは自陣からロングキック、昨季ワールドセブンズシリーズの得点王であるジスレーン・ランドリーがチェイスに競り勝ち、先制した。試合開始から30秒も経たぬ間の出来事だった。
 テンポが速いカナダは2分にもトライを挙げ、3分過ぎにはブレイクダウンでターンオーバーしてからスピードランナーが振り切り追加点。5分には日本の落球後、カウンターでランドリーがフィニッシュし、瞬く間に26点差となった。
 前半終了前、日本は冨田真紀子の突破から次々とつなぎ、敵陣深くに入ったが、接点でプレッシャーをかけられ、得点することはできなかった。
 後半もカナダが主導権を握り、早々にトライ。
 意地を見せたい日本は5分、ゴールに迫ったもののカナダの力強い守りでボールを失い、カウンターの独走を許した。
 試合終了前、山口真理恵が攻め上がってきた相手選手にしぶとく食らいついたが、つながれ、7トライ目を奪われ完敗となった。
 次のイギリス戦も、悪夢を再現するかのように開始約30秒で先制された。ディフェンスが甘く、世界の頂点を狙う相手に難なく突破された。
 前半3分には自陣深くでプレッシャーをかけられ、ルーズボールを確保したイギリスが2トライ目。
 日本は5分過ぎにゴールに迫ったが、堅い守りのイギリスにボールを奪われ、カウンターの90メートル独走を許してしまった
 大柄な選手が多いイギリスに対し、なんとか食らいつきたい日本だったが、前半終了前にはオフロードでつながれ失点。
 後半もイギリスがトライを重ねた一方、日本は相手がイエローカードをもらって1人少なくなった時間帯も流れを変えることはできず、2試合連続で大量失点、無得点という悔しい初日となった。
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