不良コンディションをものともせず、快勝で笑顔のハリケーンズ(Photo: Getty Images)
スーパーラグビー2016の準々決勝第2試合が23日、ニュージーランドのウェリントン(ウエストパックスタジアム)でおこなわれ、レギュラーシーズン総合1位だったハリケーンズがシャークス(南アフリカ/ワイルドカード)を41−0と圧倒し、準決勝進出を決めた。スーパーラグビー史上、プレーオフでの完封ゲームは今回が初めて。
シャークスは序盤にPGチャンスを2回得たものの、雨風強い悪天候のなか、キッカーのSOガース・エイプリルが決めきれず、ホームチームにプレッシャーをかけることができなかった。
逆にハリケーンズは前半13分、SOボーデン・バレットのショット成功で先制すると、16分にはバレットからのキックパスをWTBジェイソン・ウッドワードがキャッチしてチャンスとなり、一気に攻めたて、最後はPRロニ・ウヒラがインゴールに突っ込んだ。
20分には敵陣深くでのスクラムからSHのTJ・ペレナラがショートサイドを攻め、FBジェームズ・マーシャルにつないで追加点。
36分にシャークスのSOエイプリルが3回目のPGチャンスも失敗し、13−0で前半を終えると、後半もハリケーンズペースは変わらず、46分、カウンターアタックでSHペレナラが左サイドを大きくゲインし、サポートしたWTBウッドワードがフィニッシュしてリードを拡大した。
最後まで手を緩めなかったハリケーンズはその後、3トライを追加し、完勝。悲願の初優勝へ向け、一歩前進した。