ラグビーリパブリック

ハリケーンズが4強入り! 準々決勝でシャークス0封の完勝

2016.07.23
不良コンディションをものともせず、快勝で笑顔のハリケーンズ(Photo: Getty Images)
 スーパーラグビー2016の準々決勝第2試合が23日、ニュージーランドのウェリントン(ウエストパックスタジアム)でおこなわれ、レギュラーシーズン総合1位だったハリケーンズがシャークス(南アフリカ/ワイルドカード)を41−0と圧倒し、準決勝進出を決めた。スーパーラグビー史上、プレーオフでの完封ゲームは今回が初めて。 
 シャークスは序盤にPGチャンスを2回得たものの、雨風強い悪天候のなか、キッカーのSOガース・エイプリルが決めきれず、ホームチームにプレッシャーをかけることができなかった。
 逆にハリケーンズは前半13分、SOボーデン・バレットのショット成功で先制すると、16分にはバレットからのキックパスをWTBジェイソン・ウッドワードがキャッチしてチャンスとなり、一気に攻めたて、最後はPRロニ・ウヒラがインゴールに突っ込んだ。
 20分には敵陣深くでのスクラムからSHのTJ・ペレナラがショートサイドを攻め、FBジェームズ・マーシャルにつないで追加点。
 36分にシャークスのSOエイプリルが3回目のPGチャンスも失敗し、13−0で前半を終えると、後半もハリケーンズペースは変わらず、46分、カウンターアタックでSHペレナラが左サイドを大きくゲインし、サポートしたWTBウッドワードがフィニッシュしてリードを拡大した。
 最後まで手を緩めなかったハリケーンズはその後、3トライを追加し、完勝。悲願の初優勝へ向け、一歩前進した。