ラグビーリパブリック

女子セブンズ学生日本代表が銅メダル獲得! 世界学生選手権で過去最高3位!

2016.07.10
 第7回世界学生選手権の7人制ラグビーが7月7日から9日にかけて英国のスウォンジーで開催され、参加した女子セブンズ学生日本代表は3位となって銅メダルを獲得した。
 第5回(2012年)大会は4位、第6回(2014年)大会は7位だった女子セブンズ学生日本代表にとって、3位はこれまでの最高成績。大学生を対象(出場資格は大学生または大学院生に与えられ、大学既卒者であっても卒業2年以内であれば出場可能)としたスポーツの国際大会で表彰台に上がり、2020年の東京オリンピックへ向けて大きな自信となる快挙達成となった。
 10か国が参加した女子の部で、プールAを3勝1敗の2位で通過した日本は、9日におこなわれた準決勝でカナダと対戦。前半6分、ゴール前のPKから仕掛けて堤ほの花(日本体育大1年)が先制トライを挙げたが、前半のラストプレーでカナダにゴールラインを割られてコンバージョンも決められ、5−7と逆転された。雨風舞う不良コンディションのなか、後半は1人をシンビンで欠いた時間帯もありながら奮闘したが、あと一歩届かず、結局そのままのスコアで惜敗となった。
 3位決定戦では、ポルトガルに24−12で勝利。
 序盤に中央を突破され先制を許した日本だったが、俊敏性を活かして反撃し、前半3分頃、鈴木実沙紀(東京フェニックス)が相手の一瞬のスキを突いてショートサイドを抜け、トライ。ゴールキック成功で追いついた。
 5分には黒川碧(立正大1年/ARUKAS)の力強い突進のあと右へまわし、堤ほの花が軽快なステップで防御網を切り裂き先行する。
 前半終了前に同点に追いつかれたものの、後半1分、スピードある堤が自陣深くからスワーブで相手を振り切り勝ち越すと、堤はさらに3分過ぎ、キックチェイスに競り勝ってハットトリックを決め、やがて、日本に歓喜の瞬間が訪れた。
 なお、女子の部で優勝したのはフランス。男子決勝ではオーストラリアがイギリスを24−20で下し、チャンピオンとなっている(男子セブンズ学生日本代表は今大会不参加)。
<第7回 世界学生選手権 女子セブンズ 結果>
▼プールA
・日本 19−5 イタリア
・フランス 19−14 日本
・日本 21−0 イギリス
・日本 29−12 ニュージーランド
▼準決勝
・フランス 26−0 ポルトガル
・カナダ 7−5 日本
▼決勝
・フランス 31−5 カナダ
▼3・4位決定戦
・日本 24−12 ポルトガル
▼5・6位決定戦
・イギリス 15−10 イタリア
▼7・8位決定戦
・中国 10−7 スペイン
▼9・10位決定戦
・ニュージーランド 21−5 オーストラリア
Exit mobile version