10年間ワラビーズでプレーし、ワールドカップには3大会出場したワイクリフ・パールー
(Photo: Getty Images)
トヨタ自動車ヴェルブリッツは6日、オーストラリア代表として58キャップを持つNO8/FLワイクリフ・パールー(33歳)など、外国人選手3名の加入を発表した。
パールーは昨シーズンにヴェルブリッツの一員としてプレーする予定だったが、9月27日におこなわれたワールドカップのウルグアイ代表戦で太もも裏に重傷を負い、長期治療を必要としてトップリーグ出場が困難となったため、トヨタ自動車は苦渋の決断で選手登録を抹消していた。
引退も噂されたパールーだったが、今年、スーパーラグビーのワラターズで復活を遂げ、6月25日のイングランド代表戦にも出場。肩の負傷により今月2日のサンウルブズ戦ではプレーできなかったものの、回復間近と報じられており、スーパーラグビーの残り試合(プレーオフ出場の可能性あり)でも活躍が期待される。そして、元気な姿での来日が楽しみだ。
決意を新たにトヨタ自動車に加わることとなったパールーは、「今季トヨタ自動車ヴェルブリッツの一員になれたことを大変嬉しく思います。日本のトップリーグでプレーすることを長年夢見てきたので、この歴史あるチームでその夢が叶い、光栄に思います。トヨタ自動車ヴェルブリッツを始め、入団に関わってくださった全ての方々に感謝申し上げます」とコメントした。
そのほか、ウェールズ代表として昨年のワールドカップに出場したLOドミニク・デイ(30歳)がプレミアシップのバースから移籍し、ヴェルブリッツに合流している。デイは「合流してまだ間もないですが、チームメイトとコーチ陣の熱心な心意気に感銘を受けました。私もチームに貢献できるように努力します。今はまだプレシーズンですが、毎日ハードワークを惜しまずトレーニングに励み、来たるビッグシーズンに向けて日々邁進してまいります」と意気込みを語った。
そして、スーパーラグビーのレッズで7年間プレーし、オーストラリアA代表と7人制オーストラリア代表の経歴を持つユーティリティBKのベン・ルーカス(28歳/前モンペリエ)も加入。SH、SO、CTB、FBでプレーできるルーカスは、「以前、日本に訪れた際、日本の文化や生活スタイルに惹かれ、いつか日本でラグビーをしたいと思っていました。チームでの自分の役割を果たし、トヨタ自動車ヴェルブリッツの勝利に貢献できるよう、精一杯努力をしていきたいと思います」とコメントした。
タックルするドミニク・デイ。ウェールズ代表3キャップ(Photo: Getty Images)
レッズ時代のベン・ルーカス。万能スキルを日本でも発揮したい(Photo: Getty Images)