ラグビーリパブリック

ワラターズ、来日2日目は日本の暑さとラグビー熱を体験。

2016.07.01
後列右からアンガス・タアヴァオ、ロブ・ホーン、バーナード・フォーリー。
(撮影/松本かおり)

 今週末から再開するスーパーラグビー。サンウルブズとの対戦のため6月29日に来日したワラターズの選手たちの練習がオフだった30日、オーストラリア大使館で歓迎レセプションが開催された。
 その直前には、レセプションに先駆けての「グリーンカーペットイベント(オープニングセレモニー)」として、ストリートラグビーアライアンスと在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所の共催によるストリートラグビーのデモンストレーションが行われた。ワラターズからバーナード・フォーリー、アンガス・タアヴァオ、ロブ・ホーンの3選手が参加。大西一平氏や平林泰三氏らのリードの下、子どもたち6人と日本発祥のニュースポーツを体験した。

 プレー後には選手を代表してバーナード・フォーリーがインタビューに対応した。昨季はトップリーグのリコーブラックラムズに在籍。直近の日本を体験している選手だ。
 初めて来日する選手が多い中、ツアーガイドを買って出ている。レセプション後には、何人かでラーメンを食べに行く計画があると話した。
「まずはこのツアーを楽しみ、様々な経験をすることが大事だと仲間には伝えている」
 このイベント前には都内の小学校へ訪問したメンバーもおり、「私たちが子供の時そうであったように、ラグビーを楽しんでいる子供たちに多く接することができたことがとてもうれしい。昨年のワールドカップを受けて、日本でラグビーが盛り上がっている印象を持っている。次のワールドカップに向けても、ここで見たものをオーストラリアに持ち帰ることも大事だと思う」とここまでの日本の印象について語った。
 初めて体験したストリートラグビーについての感想も上々だった。プレー中も「Good rules」と話すなど、参加した子どもたちと存分に楽しんでおり、「改めてラグビーはどこでもできるんだということを感じた。まず楽しむことができるし、子供たちのラグビーへの入り口としても、とてもいいと思う」と笑顔を見せた。

 土曜日の試合に向けて「ワラターズとして初の来日であり、歴史的なゲームになるだろう」と話し、サンウルブズについて、こうコメントした。
「とても印象的なチームで、イノベーティブでクリエイティブ。エンターテインメント性に富んだラグビーをしている」
 本拠地・シドニーの季節は冬ということもあり、気候についての質問も飛んだ。
「ブリスベンでも同じぐらい暑くなることもあるし、チームでも対策については話をしている。暖かいところでプレーするほうが好きな選手も多く、もちろん暑さは言い訳にならない」
 プレーオフ進出に向けて負けられない一戦を前に、気合十分な様子も覗かせた。
 レセプションにはイベントに参加した3人だけではなく、マイケル・フーパー主将、イズラエル・フォラウなどのスター選手はもちろん、ほとんどのワラターズメンバーが参加。土曜日の試合に向けて英気を養っていた。

(文/野口 弘一朗)

歓迎パーティーにはほとんどのワラターズの選手が。
中央はマイケル・フーパー主将。(撮影/松本かおり)

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