昨年はバーバリアンズでもプレーしたナイヤラボロ（Photo: Getty Images）
前人未到のトップリーグ4連覇へ向け、世界的スターであるFL/NO8デイヴィッド・ポーコックの加入を5月末に発表したパナソニック ワイルドナイツだが、新たなオーストラリア代表の“大物”を獲得した。身長195センチ、体重125キロのジャイアントWTB、タンゲレ・ナイヤラボロ（24歳）もワイルドナイツの一員となる。
フィジー出身のナイヤラボロはオーストラリアで才能を開花させ、スーパーラグビーのワラターズで活躍し、2015年9月のアメリカ代表戦でオーストラリア代表デビュー。その数週間前には世界選抜のメンバーとして来日し、日本代表戦で3トライを挙げて勝利に貢献した。
2015年秋、3年契約でスコットランドのグラスゴー・ウォーリアーズに加入したが、1シーズンで退団して古巣のワラターズに復帰。2019年ワールドカップで王座奪還をめざすオーストラリア代表の注目選手のひとりであり、6月のイングランド代表とのテストシリーズを戦うスコッドにも入っている。
ワラターズとは2018年シーズン末まで契約しているが、スーパーラグビー開催期間と日本シーズンは重ならないため、ワイルドナイツとの両立は問題ないと思われる。
ナイヤラボロは、「私の強みを活かしたプレーで、パナソニックの4連覇に貢献できるようベストを尽くします。そして、日本でプレーすることで、自分自身のラグビーを磨き、より良いラグビー選手として成長していきたいと思います」とコメントした。