【写真】 記者会見に登壇した方々。(後列左より)野田武則 釜石市長、マーク・シンクレア駐日NZ大使、ポール・ゴールドスミスNZ商業消費者相、清宮克幸エグゼグティブプロデューサー、衆議院議員 竹下亘氏、アン・バリントン駐日アイルランド大使、田村正彦 八幡平市長。(前列左より)塩沢康雄 日本ウィルチェアーラグビー連盟会長、千葉祗暉 日本チャレンジドアスリート協会代表理事。右端のボードはダン・カーター氏。
5月30日、東京・八芳園にて、「東日本大震災・熊本地震被災児童自立支援『DAN CARTER Charity for ALL』Japan Tour July 2016 〜Support Our Kids〜」開催記者発表会が行われた。
この企画は、東日本大震災の被災児童自立支援プロジェクト「Support Our Kids」のチャリティの主旨にニュージーランド代表のダン・カーター氏(ラシン92)が賛同し、震災から5年目となる今年、東北と今年4月に被災した九州、熊本の力になりたい、ということで実現に至った。7月16日から18日の3日間、カーター氏が来日し、さまざまなチャリティイベントを行う。
「Support Our Kids」実行委員会の事務局長である秋沢志篤氏が、東日本大震災から、また、プロジェクト開始から5年目となる今年、「ラグビーで被災地を元気にできることは」と、ヤマハ発動機監督の清宮克幸氏に相談。清宮氏の心にすぐに浮かんだのは、ダン・カーターだった。今回エグゼグティブプロデューサーとして、この企画のプロデュースを手掛ける清宮氏はこう話す。
「彼を呼んで、日本の子どもたちを元気にする。そういうイベントができたら、こんなに素晴らしいことはない。彼は2007年のワールドカップで、すでにオールブラックスのスターでした。2011年、母国ニュージーランド開催のワールドカップ、誰もがリッチー・マコウとダン・カーターの大会になると思っていた。ですが、彼は怪我で試合に出られませんでした。それから4年後、2015年のワールドカップ(カーターは決勝でも活躍。ニュージーランドが優勝)。8年間、トッププレーヤーで居続けたという、この凄さ。今回の『Support Our Kids』は、大きなキーワードとして、『逆境を力にする』というのがあります。まさに彼は、逆境を力に変えた。ですから、ダン・カーターを呼びましょう、と秋沢さんに提案しました。微力ながら力になって、この企画を成功させていきたいと思っていますので、皆様ご協力をお願いいたします」
主催は『DAN CARTER Charity for ALL』実行委員会。実行委員長は衆議院議員、衆議院予算委員会委員長、前復興大臣の竹下亘氏。3日間のチャリティ企画は、九州、東北、東京の3地区で開催する。プログラムの概要は以下の通り。すべてにカーター氏と清宮氏が参加予定。
■7/16(土) 熊本地震復興チャリティ企画 in 福岡(福岡県福岡市内)
(ダン・カーター氏、清宮克幸氏のスペシャルチャリティトークショー。6/4よりチケット販売)
■7/17(日) 釜石復興チャリティ企画 in 釜石(岩手県釜石市内)
(釜石復興スタジアム視察、釜石市激励訪問)
■7/17(日) 東日本大震災復興チャリティ企画 in 八幡平(岩手県八幡平市内)
(キッズラグビークリニック。6/10より募集開始、事前申込制。無料)
■7/18(月) 共生社会普及促進企画(首都大学東京・荒川キャンパス)
(ウィルチェアーラグビー、車椅子バスケットボール、車椅子テニスなどの体験プログラム。6/6より募集開始、事前申込制。無料)
■7/18(月) チャリティオークションディナー(東京・八芳園)
(チャリティライブ、チャリティオークション、ディナーなど。6/4よりチケット販売)
DAN CARTER Charity for ALL実行委員会
(取材・撮影/松本かおり)