クルセイダーズのネマニ・ナンドロへタックルに行くブルーズのマレ・サウ
(Photo: Getty Images)
日本代表のCTBマレ・サウが所属するブルーズ(ニュージーランド)は、ホームで痛い1敗を喫した。しかし辛うじて、スーパーラグビー5年ぶりのプレーオフ進出に望みをつないだ。
ブルーズは28日、オークランド(イーデンパーク)で同国ライバルのクルセイダーズと対戦し、21−26で逆転負け。クルセイダーズが10勝2敗(勝点45)となって総合トップに浮上した一方、ニュージーランド・カンファレンス最下位のブルーズは6勝1分5敗となったが、最後にPGを決めて7点差以内の敗戦チームに与えられるボーナスポイントを獲得し、総勝点は30に微増、プレーオフ進出圏内(ニュージーランド/オーストラリア・グループ5位)のハイランダーズとの差を8ポイントに縮めた。
ブルーズは前半を15−10とリードした。ディフェンスにしぶとさがあり、サポーターの声援もあって奮闘したが、18−13で迎えた後半21分にクルセイダーズのSHアンドリュー・エリスがトライを挙げ、コンバージョン成功で逆転された。
リザーブだったマレ・サウは後半26分から出場し、しばらくディフェンスで仕事する。だが、ブルーズは終盤に反則が続き、PGで差を広げられ、18−26となった。
それでも、プレーオフ進出をあきらめないブルーズは、試合終了間際に敵陣深くでの相手ボールラインアウトをLOジョシュ・ベックハイスがスチールし、怒涛の攻撃。CTBサウが落球してトライこそ奪えなかったものの、一連の流れのなかで相手選手が危険なタックルをしてペナルティとなり、最後にPGを決めて、貴重なボーナスポイントを手にした。
ブルーズは残り3試合。1か月の大会中断(6月は国代表による国際試合期間のため)のあと、同じくプレーオフへ向けて必死のハリケーンズ、ブランビーズ、ワラターズと対戦する。