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リーチが親指脱臼で2か月離脱… チーフス8強争いに影響、日本代表不参加へ

2016.05.23
チーフスのエイトマンとしてハードワークを続けてきたリーチ マイケル(Photo: Getty Images)
 スーパーラグビーで3年ぶりの優勝を狙うチーフス(ニュージーランド)の中心選手のひとりであり、6月のテストシリーズを控える日本代表スコッドにも選出されたリーチ マイケルが、先週土曜日のレベルズ戦で親指を脱臼していたことがわかり、約2か月間、戦線離脱することが濃厚となった。『NZヘラルド』など、地元メディアが報じている。
 リーチは21日にハミルトンでおこなわれたレベルズ戦の後半10分、相手選手にタックルした際に負傷し、右手あたりを気にしながらベンチへ退いていたが、試合後の検査の結果、親指の脱臼が判明。回復まで8〜10週間とみられている。
 日本代表は6月11日(日本時間12日)にバンクーバーでカナダ代表と対戦予定で、18日(愛知・豊田スタジアム)と25日(東京・味の素スタジアム)にはスコットランド代表とのテストマッチ2試合が組まれているが、昨年のワールドカップで主将を務めたFL/NO8リーチの出場は絶望的となった。
 来年5月には2019年ワールドカップの組み合わせ抽選会がおこなわれる予定で、プール分けで有利になるためにも、ワールドランキングに影響するこれからのテストマッチはすべて重要となるが、もうひとりの人気選手、FB五郎丸歩(レッズ)も先週末のサンウルブズ戦で右肩に重傷を負って全治約3か月と診断されており、日本代表にとっては痛すぎるニュースが続いた。
 スーパーラグビーは6月が大会中断期間で、7月1日に再開後、7月16日までがレギュラーシーズンとなっている。リーチがNO8を務めてきたチーフスは、リーグ戦15試合のうち11試合を終え、9勝2敗で首位に立っているが、ニュージーランド・カンファレンスは大混戦でプレーオフ進出はまだ確定していない。チームとしては昨季王者ハイランダーズとの最終戦までには戦列復帰してほしいところだが、微妙な状況だ。プレーオフは7月22日から始まり、決勝は8月6日におこなわれる。
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