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五郎丸、来週手術でレッズ残り試合絶望的… 6月の日本代表不参加へ

2016.05.22
サンウルブズ戦で肩を負傷し、フィールドを去るレッズの五郎丸歩(Photo: Getty Images)
 昨日のサンウルブズ戦で右肩を負傷して途中交代したレッズ(オーストラリア)のFB五郎丸歩だが、肩鎖関節脱臼により、来週、手術を受けることが明らかになった。22日にレッズが発表した。全治12週間とみられ、今季スーパーラグビー残り3試合への出場は絶望的。また、6月のテストマッチ(カナダ代表戦、スコットランド代表戦)に臨む日本代表スコッドに選出されていたが、こちらも参加できなくなった。
 サンウルブズ戦でゴールキック4本を決め、10得点して勝利に貢献した五郎丸だが、後半17分にサンウルブズのFLリアキ・モリのトライを阻止しようと体当たりした際に右肩を強打し、プレー続行不可となってベンチへ退いていた。
 試合後は、サインを求める大勢のファンに快く応じ、記者会見では笑顔で「ノープロブレム」と話していたが、残念な診断結果となった。
 五郎丸はチームを通じ、「残りのシーズンをレッズのチームメイトと一緒にプレーできなくなったのはとても残念です。また、6月の日本代表のテストマッチシリーズに参加できないのもすごくがっかりしています」とコメント。
 来季はフランスのトゥーロンに入団することが噂されており、レッズでのプレーはもう見られない可能性があるが、「私はオーストラリアで素晴らしい時間を過ごしました。いまは回復に専念したい。そして、これから先のチャレンジを楽しみにしています」と語っている。
 昨年のワールドカップで日本代表の副将、FB、キッカーとして奮闘し、歴史的3勝を遂げ、世界のトッププレーヤーたちにまじって同大会のベストフィフティーンに選出された五郎丸歩。そして、ヤマハ発動機ジュビロの一員としてジャパンラグビートップリーグでも活躍したあと、自身にとっての海外初挑戦でレッズに加入していた。初のスーパーラグビーでは8試合に出場(3試合先発)し、30得点、ゴールキック成功率64.7%という成績だった。

得意のゴールキックも復調していただけに、離脱は残念。(撮影:?塩隆)
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