ラグビーリパブリック

レッズ対サンウルブズ、いよいよ。「プライドを賭けた試合になる」(五郎丸)

2016.05.21
総領事館で談笑する左からツイ、立川、五郎丸、堀江、ボンド(撮影:森本優子)
 スーパーラグビー第13節での対戦を翌日に控えた20日、サンウルブズとレッズの主力選手とスタッフがブリスベン市内の日本総領事館に招かれ、総領事や現地の関係者らと親睦を深めた。
 これから冬を迎える南半球だが、照りつける日差しは日本の夏と変わらない。雲一つなく晴れわたったブリスベンで、ワールドカップを共に戦った仲間が久々の再会を果たした。
 レッズには五郎丸歩、ツイ ヘンドリック。サンウルブズには堀江翔太主将、立川理道。いずれも昨年のワールドカップで世界を沸かせた顔だ。レセプションが終わった後の歓談では肩をたたき、再会を喜び合った。
「試合開始から挑戦し続けたい。レッズはスクラムでプレッシャーをかけてくるだろうし、しっかりボールも動く。ディフェンスでよりいい判断をしなくては」(堀江)
 五郎丸とは「めちゃくちゃ久しぶり」だと言う。「(五郎丸には)ロングキックを蹴らせないように、ツイはいいボールキャリーをするので、キーとなる選手」と警戒する。
 先週のストーマーズ戦に続き、サンウルブズのゲームキャプテンは立川が務める。
「ストーマーズ戦は最後の10分間、自分たちのまとまりが少し崩れた。そこは80分最後まで継続していきたい」(立川)
 一方、2週連続で引き続き先発が決まった五郎丸も仲間との対戦に腕をぶす。
「ワールドカップを戦ったメンバーと試合をできるのはすごく楽しみ。お互い成長している部分を見せられたら。まずはレッズが勝つためにやっていきたい。プライドを賭けた試合になる」
 先発が分かったのは2日前。「うすうす分かってたんで感動はあまり…(笑)。でも、15番を着けてサンウルブズと対戦できるのは個人的に嬉しい。お互い全力を出し合って、いいゲームになれば」
 スーパーラグビー開幕以降、日本でもっとも注目を集める試合になりそうだ。
(文:森本優子)
Exit mobile version