在ブリスベン日本国総領事主催の歓迎パーティーに出席したサンウルブズとレッズの選手、関係者
スーパーラグビーに日本から初参戦するサンウルブズは、5月21日、オーストラリアはブリスベンのサンコープスタジアムで、レッズとの第13節をおこなう。
ここまで2勝8敗1分けというホームのレッズに対し、アウェーのサンウルブズは1勝8敗1分け。レッズには、昨秋のラグビーワールドカップイングランド大会日本代表として活躍した五郎丸歩、ツイ ヘンドリックが在籍しており、日本人対決が観られるカードとして注目を集めている。しかし、サンウルブズの堀江翔太主将は「個人どうのこうのではなく、(チーム対チームで)どれだけ挑めるか。頭から最後まで、挑戦し続けたいと思います」と話している。
前日の20日、ブリスベンの日本領事館でのレセプションに両チームが招かれた。親交のある日本人選手と対面した五郎丸は、「変わらず、興奮せず。特別な試合ではありますが」。2試合連続先発を前に「15番を着てサンウルブズの試合に出られるのは個人的にも嬉しいですし、日本でラグビーに注目していただいている方にも喜んでいただける」としながら、あくまでチーム対チームの勝負に挑む旨を強調。「特別な感情を持たずに、レッズの勝利のためにできることをやっていきたいです」と続けた。
五郎丸と親交の深いサンウルブズの立川理道は、ストーマーズとの前節に続いて2試合連続でゲーム主将を務めることとなった。14日にシンガポール・ナショナルスタジアムでおこなわれたその対戦では、終始リードを保ちながら終盤に追いつかれ、引き分け。その辛苦を歓喜に変えたいとする。
「最後の10分くらいは、1人ひとりの動き出しの際のワンチーム(の感覚)が崩れた部分がある。ゲーム主将としてしっかりとチームをひとつにしたい。バラバラになったら勝てない」
(文:向 風見也)