ラグビーリパブリック

レッズに挑むサンウルブズ 負傷から回復の稲垣が1か月半ぶり戦列復帰

2016.05.19
サンウルブズのスクラムにPR稲垣啓太が戻ってくる(Photo: Getty Images)
 南アフリカの強豪・ストーマーズと17−17で引き分け、惜しくもスーパーラグビー2勝目を逃した日本のサンウルブズ(現在、1勝1分8敗)。今季チャレンジできるのは残り5試合で、あさって21日にはオーストラリアのブリスベンでレッズと初対戦する。相手チームには日本代表選手のFB五郎丸歩とFLツイ ヘンドリックがおり(ともに先発予定)、特に日本のファンにとっては、待望のドリームマッチがついに実現だ。
 サンウルブズのマーク・ハメット ヘッドコーチは、ストーマーズ戦と同じ先発メンバーで臨むことを決めた。主将のHO堀江翔太は2試合連続のベンチスタートとなり、CTB立川理道がレッズ戦でもゲームキャプテンを務める。
 ストーマーズを苦しめた堅守とプレッシャーは勝利へのカギで、突破力が高いFLツイなどをいかに止めるかがポイントとなる。ブレイクダウンでは、FLアンドリュー・ドゥルタロやNO8エドワード・カークらが、オーストラリア代表キャップ保持者のLOロブ・シモンズ、FLリーアム・ギルなどと激しくファイトするだろう。
 レッズはラインアウトとスクラムが強いため、セットピースの安定も勝敗に大きく影響するはずだ。
 バックラインはSOトゥシ・ピシとCTB立川がコントロールし、現在トライランキング単独首位(今季通算8トライ)のWTB山田章仁にも大きな期待がかかる。
 レッズのゴールキッカーを務めると予想される五郎丸は、これまで成功率58.3%だが復調の兆しを見せており、サンウルブズSOピシ(ゴールキック成功率76.7%)の右足も重要となってくる。
 サンウルブズのスターター15人のうち、昨年のワールドカップで五郎丸やツイと一緒に日本代表として戦ったメンバーは5人。リザーブには4人のワールドカップ戦士が入り、先週のストーマーズ戦を欠場していたベテランLO大野均も待機する。さらに、4月2日のキングズ戦で右足を負傷し離脱していたPR稲垣啓太も名を連ね、1か月半ぶりのプレーに注目だ。
<サンウルブズ 試合登録メンバー/第13節 レッズ戦> 
1.三上正貴(東芝)  2.木津武士(神戸製鋼)  3.垣永真之介(サントリー)  4.ティモシー・ボンド(前ベイ・オブ・プレンティ/NZ)  5.ファアティンガ・レマル(宗像サニックス)  6.リアキ・モリ(前ブルーズ/NZ)  7.アンドリュー・ドゥルタロ(アメリカ代表)  8.エドワード・カーク(前レッズ/豪州)  9.日和佐篤(サントリー)  10.トゥシ・ピシ(サモア代表)  11.ジョン・スチュワート(フィジーA代表)  12.立川理道(クボタ)  13.デレック・カーペンター(前トヨタ自動車)  14.山田章仁(パナソニック)  15.リアン・フィルヨーン(NTTドコモ)
〔リザーブ〕
16.堀江翔太(パナソニック)  17.稲垣啓太(パナソニック)  18.浅原拓真(東芝)  19.大野均(東芝)  20.安藤泰洋(トヨタ自動車)  21.矢富勇毅(ヤマハ発動機)  22.田村優(NEC)  23.パエア ミフィポセチ(NTTドコモ)
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