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HO木津武士初先発へ腕ぶす。「いけるところまで全力でいく」

2016.05.14
スーパーラグビーで初めての先発となる木津武士(右)。(撮影/松本かおり)

 5月12日にシンガポール入りしたサンウルブズ。ストーマーズ戦を翌日に控えた13日の午前中には、シンガポール国立競技場でキャプテンズランを行った。
 今回、初めて堀江翔太主将がリザーブに回ったが、マーク・ハメットヘッドコーチは「これはローテーションの一環。堀江はワールドカップが終わってからすぐトップリーグに出て、そして世界で一番ハードと言われるスーパーラグビーに出続けている。これからの残り試合は、堀江だけでなく、6月に日本代表の試合があることを考慮してメンバーを考えていきたい」と語った。

 ゲームキャプテンを務めるのはCTB立川理道。この日、試合会場で渡されたメンバー表には「バイスキャプテン」の表記があった。
「なかなか出来ない体験。(堀江)翔太さんはプレーも引っ張るし、喋りも上手いミスター・パーフェクト。僕はその全部はできないので、可能な範囲でやっていきたい」と抱負を語った。

 初の先発となるHO木津武士は「まずはセットプレーの安定が先決。自分の持ち味を出すのはその後」と、チームファーストを念頭に置く。
「これまで80分間(のペース配分)を考えてプレーして後悔した試合があるので、明日は試合開始からいけるところまでいきます」

 午前9時のキャプテンズラン開始時の気温は29度。湿度は84%で体感気温は33度だった。19時55分開始の試合は客席には冷気が吹き出す設備があるが、ピッチ上は猛暑が予想される。「今から水をこまめにとってるんですが、夜中にトイレに起きてしまうのが困る(笑)」(木津)
 堅守を誇るストーマーズとの一戦は我慢比べになりそうだ。

(文・森本優子)
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