ラグビーリパブリック

契約更新のツイ 奮闘でレッズ2勝目! レベルズ松島は後半出場もチーム惜敗

2016.04.30
レベルズで挑戦している松島幸太朗(写真中央奥)。1試合37分間プレーはこれまでで最長
(Photo: Getty Images)
 ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン、日本のプロクラブが参加するスーパーラグビーは、日本時間30日に第10節の3試合がおこなわれ、海外チームに所属する日本代表キャップホルダーの3選手が出場した。
 今シーズンのパフォーマンスが高く評価され、早くも来季を見据えるレッズと契約更新したばかりのFLツイ ヘンドリックは、本拠地のブリスベン(オーストラリア)でおこなわれたチーターズ戦で背番号6をつけ、開幕から9試合連続の先発。
 CTBサム・ケレヴィに次ぐチーム屈指のボールキャリアーであるツイは、前半5分、自陣22メートルライン内から突破して約40メートルのビッグゲインで場内を沸かせた。後半5分頃、タックラーのスイングアームが顔に当たってしばらく倒れていたが、プレーを続行。ハードワークで終盤に左脚がつり、フル出場とはならなかったものの、30−17の今季2勝目に貢献した(2勝1分6敗)。
 チームメイトのFB五郎丸歩はベンチ入りしたが、出番はなかった。
 オーストラリア・カンファレンス首位のレベルズはオークランド(ニュージーランド)でブルーズと対戦し、30−36で敗れた。
 レベルズの23番をつけた松島幸太朗は後半3分から左WTBを任され、2週連続の出場。相手FBロランギ・ヴィシニアへのタックル失敗でトライされたシーンもあったが、後半24分にはノールックパスや左サイドでの鋭く力強い走りで攻撃に勢いをつけ、FLコルビー・ファインガアのトライにつなげた。
 レベルズは一時18点開いていた点差を6点に詰め、試合終了間際に敵陣深くでラインアウトモールのチャンスとなったが、オブストラクションの反則をとられ、逆転勝利とはならなかった。
 なお、ブルーズに今季加入した日本代表26キャップのCTBマレ・サウはこの試合のメンバーには入らなかったため、松島とのマッチアップは実現しなかった。
 ブルーズは4勝1分3敗(勝点20)、レベルズは5勝4敗(勝点23)となっている。
 ハイランダーズ4年目のSH田中史朗は、ホームのインバーカーギルでおこなわれたブランビーズ戦に後半36分から出場し、見せ場はほとんどなかったが、23−10でゲームをきっちり締め、勝利を仲間と一緒に喜んだ。
 昨季王者のハイランダーズはこれで6勝3敗(勝点28)となり、混戦模様のニュージーランド・カンファレンスで3位につけている。
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