ストーマーズのCTBダミアン・デアリエンディにタックルするレッズのFLツイ ヘンドリック
(Photo: Getty Images)
スーパーラグビーのレッズ(オーストラリア)に加入している日本人選手の五郎丸歩とツイ ヘンドリックは、23日に南アフリカのケープタウンでおこなわれたストーマーズ戦に出場したが、22−40で敗れた。
レッズは1勝1分6敗(勝点8)でオーストラリア・カンファレンス4位のまま。ストーマーズは6勝2敗(勝点28)となり、サンウルブズも入っているアフリカ1・カンファレンスで首位を独走している。
開幕から6番を任されているツイはフル出場。この日のボールキャリー12回はレッズFW最多で、ラインアウトスチールもあった。2点を追う49分(後半9分)にはCTBサム・ケレヴィのゲインでチャンスとなり、ラインに参加したツイもディフェンダーをしっかりかわしてのクイックパスで左につなぎ、WTBエト・ナンブリの逆転トライを演出した。その後、ゲームをひっくり返され、反撃を試みるレッズがテンポよく攻め上がった61分に痛恨のノックオンでチャンスをつぶしてしまったツイだが、まだ僅差だった67分頃にはパワフルに抜け出した相手NO8ニザム・カーをしぶといタックルで止めるなど、最後までハードワークを続けた。
一方の五郎丸は、8点ビハインドの69分にFBカーマイケル・ハントと入れ替わり途中出場。すぐにめぐってきたカウンターアタックのチャンスで、テリトリー獲得のキックを選択して簡単に相手にボールを渡すという消極的なプレーがあったが、78分には敵陣中央で鋭く切り込み、巧みなハンドリングと力強いランを披露した。しかし、フルタイムを報せるサイレンのあと、カウンターで4トライ目をめざしたストーマーズのWTBヒュー・ジョーンズにタックルを試みるも外され、結局つながれ失点で終わっており、悔しいノーサイドとなった。
レッズは南ア遠征を連敗で終えてブリスベンへ戻り、次節はチーターズと対戦する。