トライを決めたCTBリース・ホッジを祝福するレベルズのチームメイト。22番が松島幸太朗
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スーパーラグビーのレベルズ(オーストラリア)に所属する日本代表16キャップ保持者の松島幸太朗が、22日に本拠地メルボルンでおこなわれたチーターズ戦に途中出場し、36−14の勝利に貢献した。2011年の参入以来、初のプレーオフ進出をめざすレベルズは、これで今季5勝3敗(勝点22)となり、オーストラリア・カンファレンスで暫定首位に浮上した。
松島は8点リードで迎えた後半27分に右WTBセファナイア・ナイヴァルと入れ替わり、3月5日のブルズ戦(南アフリカ・プレトリア)でデビューして以来となる2試合目の出場で、ホームサポーターの前では初めて勇姿を披露した。
ボールタッチは1回しかなかった松島だが、ブレイクスルーした味方のランナーをしっかりサポートし、ディフェンスでは、ゴールに迫ってきた相手SHを果敢なタックルで止めるなど、与えられた時間で確実な仕事をした。
レベルズのバックラインは、オーストラリア代表キャップを持つWTBドム・シッパリーが左ひざを壊して今季絶望となり、同じくキープレーヤーだったCTBミッチ・インマンも負傷離脱中のため、これからの大事なプレーオフ進出争いで松島の出番は増える可能性がある。
レベルズは次節、日本代表のCTBマレ・サウが加入したブルーズ(ニュージーランド)と対戦する。
なお、ハイランダーズ(ニュージーランド)に所属するジャパン戦士のSH田中史朗は、22日に地元ダニーデンでおこなわれたシャークス戦にベンチ入りしたが、出場しなかった。試合はシャークスが15−14で勝っている。