2013、14年にオーストラリア代表のアシスタントコーチを務めたジム・マッケイ氏(左)。
レッズとワラビーズでユーアン・マッケンジーHC(右)を支えた(Photo: Getty Images)
神戸製鋼コベルコスティーラーズは19日、2016−2017シーズンのヘッドコーチに元オーストラリア代表アシスタントコーチのジム・マッケイ氏(49歳)が決まったと発表した。5月30日にチームに合流する予定。昨シーズン指揮を執ったアリスター・クッツェー氏は退団して南アフリカ代表ヘッドコーチに就任している。
オーストラリア出身のマッケイ氏は、スーパーラグビーのレッズで4季アシスタントコーチを務めてアタックとバックスを担当し、2011年の初優勝に貢献。プレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)のウスター・ウォーリアーズやレスター・タイガースでも指導した経験があり、ワールドカップイヤーだった昨年はトンガ代表のテクニカルアドバイザーを務めた。
「神戸製鋼がこれまでに残してきた偉大な功績に、さらに積み上げるチャレンジを心待ちにしています。素晴らしい機会であり、選手、スタッフの努力、ハードワークにより、目標を達成できるチームだと自信を持っています。同時に、ファンを引き込む魅力的なラグビーをし、ファンが誇れるチームになることも重要なことです」とコメントした新ヘッドコーチ。「これまで積み重ねてきた良いものを土台にして、勝つためのマインドセットを持ち、ピッチ内外で適切に振る舞い、ハイパフォーマンスを示す、そういう環境のなかで仕事をすることが重要です。これは強力なチームアイデンティティを確立することから始まり、独自のプレイスタイルを創造することでチームの競争力を高めていきたいと考えています」と意気込みを語った。
平尾誠二ゼネラルマネジャーは「ここ数年でチームの土台はできつつあります。そこにジム・マッケイ氏が標榜するアタッキングラグビーを浸透させることで、さらにチームを飛躍させてくれるとともに、神戸製鋼にとって、より相応しいスタイルのプレーが披露できるものと信じています。 またこのような名実ともに屈指の指導者の手腕により、個々の選手の才能を引き出し、新しいチームスピリット、ウィニングカルチャーを築いてもらいたいと期待しています」とコメントした。