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女子ワールドシリーズで豪州が3大会連続制覇! 日本はアトランタで10位

2016.04.10
コロンビア戦で疾走する女子セブンズ日本代表の高野眞希
(Photo: World Rugby / Mike Lee @ KLC Fotos)
 ワールドラグビー女子セブンズシリーズの今季第3ラウンド、アトランタ(アメリカ)大会は、現地時間9日に順位決定戦がおこなわれ、女子セブンズ日本代表は10位に終わった。
 初日のプール戦は1勝2敗で8強入りを逃し、2日目は9位以下のチームによるボウルトーナメントに臨んだ日本。同準決勝でリオ五輪の出場権を持っているコロンビアを19-7で下したものの、決勝では、6月に地元ダブリンでの五輪最終予選を控えるアイルランドに15-26で競り負け、ボウルトロフィー獲得はならなかった。
 アイルランド戦は、前半1分過ぎに山口真理恵がゴール左に迫り、鈴木彩香と山中美緒がサポートして先制。その後、いったん逆転されたが、6分にはキャプテンの中村知春がディフェンダーを翻弄する巧みなハンドリングで桑井亜乃につなぎ、チーム2トライ目が生まれた。
 しかし前半終了前、イエローカードをもらって6人となったアイルランドが辛抱強くボールを回し、ジャパンの防御に穴を見つけたスピードランナーが50メートル以上独走し、再びゲームをひっくり返した。
 後半3分過ぎにもアイルランドがトライ。勢いがついたグリーンジャージーはさらに5分、速い出足で前へ詰めてきた日本選手をかわしてゴールへ運び、勝負は決まった。
 優勝したのはオーストラリア。プール戦を2位通過でカップトーナメントに進むと、準々決勝でホストチームのアメリカを22-5で下し、準決勝ではカナダに26-14で勝利。決勝では、シーズン総合優勝を争うライバルのニュージーランドと対戦し、前半の3連続トライで築いたリードを守り24-19で制した。
 オーストラリアは2015-2016年シーズン開幕から、ドバイ、サンパウロ(ブラジル)、アトランタと3大会連続で優勝しており、初のシーズンチャンピオンが濃厚となった。
 第4ラウンドのラングフォード(カナダ)大会は、一週間後の4月16、17日におこなわれる。

カップ決勝のオーストラリア対ニュージーランド(Photo: World Rugby / Mike Lee @ KLC Fotos)
<アトランタセブンズ 2016 最終日結果>
▽カップ準々決勝(1〜8位)
・イングランド 19-12 ロシア
・カナダ 29-0 フィジー
・オーストラリア 22-5 アメリカ
・ニュージーランド 24-7 フランス
▽カップ準決勝
・ニュージーランド 24-19 イングランド
・オーストラリア 26-14 カナダ
▼カップ決勝(優勝決定戦)
・オーストラリア 24-19 ニュージーランド
▼3・4位決定戦
・イングランド 26-14 カナダ
▽プレート準決勝(5〜8位)
・ロシア 24-12 フランス
・アメリカ 38-0 フィジー
▼プレート決勝(5・6位決定戦)
・アメリカ 19-7 ロシア
▼7・8位決定戦
・フランス 28-0 フィジー
▽ボウル準決勝(9〜12位)
・日本 19-7 コロンビア
・アイルランド 17-5 スペイン
▼ボウル決勝(9・10位決定戦)
・アイルランド 26-15 日本
▼11・12位決定戦
・スペイン 24-12 コロンビア
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