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東日本大学セブンズは東海大が2連覇! モエアキオラらが爆発

2016.04.10
決勝で力走する東海大のアタアタ・モエアキオラ(撮影:福島宏治)
 関東や北海道、北信越などの大学による7人制ラグビーのトーナメント、第17回東日本大学セブンズ選手権大会が、4月10日、東京・秩父宮ラグビー場であり、東海大が2連覇を飾った。昨季は15人制の関東大学リーグ戦1部も制したチームは、春先のトレーニングに7人制を導入。アタアタ・モエアキオラは「練習してきたことが結果に出た」と喜んだ。
 今回は18校が参加。22校が王座を争った前年度に4大会ぶりの栄冠を手にした東海大は、大会を通じて安定した試合運びを披露。司令塔を担った野口竜司は「1人ひとりががむしゃらに最後まで諦めなかったのがよかった」と述懐する。
 1回戦勝利チームによるカップトーナメントでは、準決勝でサドンデスの延長戦に突入した。途中出場のモエアキオラが自陣ハーフ線手前あたりから敵陣の深い位置まで突っ切る豪快な突破を披露。村松佑一朗のトライを導き、アマト・ファカタヴァら強力な突破役を揃える大東大を26-21と制した。
 そして決勝戦では、冬にあった15人制の大学選手権準決勝の相手(2016年1月2日/秩父宮/○28-19)でもある明大に34-12で快勝。ファイナルでは先発として相手をふっ飛ばすランを披露したモエアキオラは「きつかったけど、相手を自分のところに寄せて空いたところへオフロード(タックルされながらのパス)でつなぎたかった」と、仕留め役やチャンスメーカーを全うした池田悠希は「深さ(パスの出し手と受け手の距離感)、ボールが動き出したら両サイドをサポートすること、前に出るディフェンスを普段から意識していた。試合の合間もリラックスできた」と、それぞれ語った。
(文:向 風見也)
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