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サンウルブズ10番は田村、具にチャンス到来! ストーマーズ注目はコルビ

2016.04.07
プレーメーカーとして期待されるサンウルブズの田村優(Photo: Getty Images)
 初参戦のスーパーラグビーで5戦全敗中のサンウルブズは、南アフリカ遠征の第2戦目として、8日(日本時間9日)にケープタウンでストーマーズと対戦する。
 現在、南アグループ首位の好調チームを相手に、マーク・ハメット ヘッドコーチは先発メンバーを7人替え、出場機会が少なかった選手にチャンスを与えるとともに新たなコンビネーションを試すつもりのようだ。
 これまで背番号1をつけてきた稲垣啓太は負傷で離脱したため、同じ日本代表の三上正貴が左PRで初先発する。3番は浅原拓真で、唯一の学生であるPR具智元(拓殖大)が初めて試合登録メンバーに入り、スーパーラグビーデビューのチャンスがめぐってきた。
 開幕からスターティングラインナップに名を連ねていたベテランLO大野均は外れ、代わりに真壁伸弥が初めてキックオフから暴れる。司令塔のトゥシ・ピシもストーマーズ戦は休みで、これまでインサイドCTBでプレーしてきた田村優が10番を務めることになった。主力選手のCTB/SO立川理道は控えにまわり、12ー13ラインはデレック・カーペンター、パエア ミフィポセチのコンビで挑む。
 SHは矢富勇毅に初先発のチャンスが与えられ、開幕からの3戦で9番をつけていた日和佐篤がリザーブとして3試合ぶりに戦列復帰。そして、7番をキープしてきたFLアンドリュー・ドゥルタロはベンチからのスタートとなり、FW3列はFLがリアキ・モリとエドワード・カーク、NO8にトーマス・レオナルディという布陣だ。

キックとパスも巧みなストーマーズのチェスリン・コルビ(Photo: Getty Images)
 対するストーマーズは、5試合でリーグ最少の56失点(1試合平均約11失点)という堅守を武器に、4勝1敗と安定した戦いを続けている。
 昨季NTTドコモでプレーした南ア代表のLOエベン・エツベスは月曜日の練習中にふくらはぎを痛めたため欠場となり、これまで10番をつけてきたロバート・デュプレアとカート・コールマンも負傷で離脱してしまったが、NO8で先発する南ア代表86キャップ保持者のスカルク・バーガー(前サントリー)を筆頭に層は厚い。同じワールドカップメンバーのFLシヤ・コリシ、LOピーター=ステフ・デュトイ、PRフランス・マルハーバ、セブンズ五輪代表候補である新主将のCTBジュアン・デヨーンなどスター選手がそろう。
 SOで先発するのはルーキーのジャン=ルック・デュプレッシーだが、ロビー・フレック ヘッドコーチは「魔法の足を持つ」と評価するセブンズ南ア代表のチェスリン・コルビをSOのオプションとして考えており、FBで先発するコルビが試合中にポジションを移動してファーストレシーバーになる可能性を示唆している。
 そして、ジャパンラグビートップリーグ(近鉄)の試合で足首を負傷し長期離脱していたCTBダミアン・デアリエンディが復活し、ベンチ入りで今季初出場となりそうだ。
<サンウルブズ 試合登録メンバー/第7節 ストーマーズ戦> 
1.三上正貴(東芝)  2.堀江翔太(主将/パナソニック)  3.浅原拓真(東芝)  4.真壁伸弥(サントリー)  5.ティモシー・ボンド(前ベイ・オブ・プレンティ/NZ)  6.リアキ・モリ(前ブルーズ/NZ)  7.エドワード・カーク(前レッズ/豪州)  8.トーマス・レオナルディ(元アルゼンチン代表)  9.矢富勇毅(ヤマハ発動機)  10.田村優(NEC)  11.山田章仁(パナソニック)  12.デレック・カーペンター(前トヨタ自動車)  13.パエア ミフィポセチ(NTTドコモ)  14.ビリアミ・ロロヘア(タスマン/NZ)  15.リアン・フィルヨーン(元南アフリカ代表)   
〔リザーブ〕
16.木津武士(神戸製鋼)  17.具智元(拓殖大)  18.垣永真之介(サントリー)  19.細田佳也(NEC)  20.アンドリュー・ドゥルタロ(アメリカ代表)  21.日和佐篤(サントリー)  22.立川理道(クボタ)  23.笹倉康誉(パナソニック)
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