サンウルブズ対レベルズ戦ではアシスタントレフリーを務めた久保修平レフリー(撮影:松本かおり)
スーパーラグビーを統括するSANZAARは6日、第7節のマッチオフィシャルを発表し、日本ラグビー協会A級レフリーの久保修平レフリー(34歳)が、4月9日に南アフリカのポートエリザベス(ネルソン・マンデラ ベイスタジアム)でおこなわれるキングズ対ブルズ戦の主審に選ばれたことが明らかになった。スーパーラグビーの舞台で日本人が笛を吹くのは初めてとなる。
久保レフリーはこれまで、U20世代の世界大会やニュージーランド国内選手権(ITMカップ)などでもレフリーを務め、そのパフォーマンスが認められて今回のスーパーラグビーのレフリー選出に至った。秩父宮ラグビー場とシンガポール・ナショナルスタジアムでおこなわれたサンウルブズの試合、そして先週末のブルズ対チーターズ戦(南ア・プレトリア)ではアシスタントレフリーとして責務を果たし、今週末いよいよ、グラウンドの中央に立つ。
「ラグビーをプレーしていた頃は遥か彼方の憧れであった舞台は、レフリー活動を通じた目標に変わり、そしてこの度、南アフリカの地でピッチの中央に立つ機会を与えていただいたことは大変光栄であります」とコメントした久保レフリー。「このような素晴らしい舞台に日本人レフリーの代表としてピッチに立てる喜びと責任を感じております。さらには、ラグビーワールドカップ2019という次の目標に向かって、しっかりと自分の仕事を果たしたいと思います」と続け、ラグビー関係者やレフリー仲間、そして家族への感謝の言葉も述べた。
キングズ対ブルズ戦では、2011年ワールドカップ決勝で笛を吹いたクレイグ・ジュベール レフリーら南ア人の2人がアシスタントを務める。
今年のスーパーラグビーでは久保レフリーのほか、日本ラグビー協会A級の麻生彰久レフリー(39歳)とA1級の橋元教明レフリー(29歳)もアシスタントレフリーとしてタッチライン沿いから厳しい目を光らせている。麻生レフリーは2014年から3年連続、橋元レフリーは今季が初めての参加だ。