バース対ニューカッスル。白ジャージーの18番が畠山健介(Photo: Getty Images)
イングランド最高峰リーグのプレミアシップで、初めて日本代表選手が敵・味方に分かれて激突するかと注目されたバース対ニューカッスル・ファルコンズ戦だが、実現しなかった。
現地時間3月18日にバースの本拠地・レクリエーショングラウンドでおこなわれたこの試合。ニューカッスルに所属するPR畠山健介(サントリー)は後半から出場したものの、バースのNO8アマナキ・レレィ・マフィ(NTTコミュニケーションズ)は試合登録メンバーに入らなかったため、2人がプレミアシップの舞台で直接対決することはなかった。
ニューカッスルは1点リードの後半24分にフロントロー3人をすべて入れ替え、ベンチ入りしていた畠山はデビュー以来6試合連続出場。背番号18はフィールドに足を踏み入れてまもなく、22メートルラインまで攻め上がってきたバースの選手を連続タックルで止め、チームを鼓舞した。
畠山はその後も体を張り続けたが、ニューカッスルはPGで逆転され、2点を追う展開となる。残り時間約4分のところで敵陣深くに入り、畠山に突進させたあとSOマイク・デラニー(元パナソニック)がドロップゴールを狙ったが失敗。その後もニューカッスルはボールをキープしてフェイズを重ね、さらに2回ドロップゴールを試みたものの、バースがプレッシャーをかけてそれを防ぎ、結局、21-19でバースが制した。
畠山が所属するニューカッスルはこれで4連敗となり、4勝1分12敗(勝点22)で12チーム中11位と苦しい戦いが続く。一方、マフィを擁するバースは9位のままで、6勝10敗(勝点33)となった。