ラインアウトで競るレッズ(赤)のツイ ヘンドリック(Photo: Getty Images)
スーパーラグビーで日本代表選手3人の激突が注目されたレベルズ対レッズ戦だが、そのシーンは実現しなかった。
12日にメルボルンのAAMIパークでおこなわれたオーストラリアダービー。レッズ2季目となる日本代表FLツイ ヘンドリックは3試合連続の先発でフル出場したものの、ベンチ入りしていたFB五郎丸歩(レッズ)とWTB/CTB松島幸太朗(レベルズ)は出場しなかった。
リチャード・グレアム ヘッドコーチを解任し、新体制での初陣となったレッズだが、試合はホームチームのレベルズが25-23で勝っている。
今季初勝利を狙ったレッズは、チームトップのボールキャリアーであるFLツイが試合開始から力強い走りを繰り返した。前半34分には自陣22メートルラインからディフェンスを突破して敵陣10メートルライン過ぎまでゲインし、SHニック・フリスビーにつないでトライを演出。後半18分にはラインアウトモールで必死に足を動かし、HOアンドリュー・レディのトライを生み出した。
五郎丸の代わりにキッカーを務めたSOジェイク・マッキンタイヤーは5本のショットをすべて決め、成功率100%。
しかし、レッズは2点を追う終盤に1人がイエローカードをもらい、14人になりながらもフェイズを重ねてゴールに迫ったが、レベルズが懸命に守り切り、そのままノーサイドとなった。
レベルズは2勝1敗(勝点8)、レッズは0勝3敗(勝点1)。
松島が所属するレベルズは次節(3月19日)、東京・秩父宮ラグビー場で日本のサンウルブズと対戦する。ツイと五郎丸を擁するレッズは、次週はホームのブリスベンで日本代表CTBマレ・サウがいるブルーズとの試合に臨む。