サンウルブズのパエア ミフィポセチ(Photo: Getty Images)
日本のサンウルブズに所属するCTBのパエア ミフィポセチが、南半球主体の国際リーグであるスーパーラグビーの公式戦で初のリザーブ入り。3月12日、シンガポール・ナショナルスタジアムでチーターズとの第3節に挑む。
13-26で敗れた開幕節(対ライオンズ/東京・秩父宮ラグビー場/2月27日)はメンバー外も、首脳陣にはぎりぎりまでメンバー入りを検討されていた。試合をおこなわない第2節を経て2戦目となるチーターズ戦を見据え、その存在感をさらに増している。主力組と控え組に分かれておこなう実戦練習で、主力組に参加。先発する笹倉康誉との交代で、WTBの位置に入るなどしていた。
「最初は時間がなくて難しかったけど、アタックもディフェンスもよくできるようになってきた」
トンガから正智深谷高、埼工大を経て、現在は日本国籍を取得。身長178センチ、体重108キロの28歳で、国内所属先のNTTドコモではおもにアウトサイドCTBを務める。昨年6月頃、スーパーラグビー初参戦を控えるサンウルブズから「やってみないか」と誘われるや、「スーパーラグビーの舞台だから」と契約を即決した。ランナーとしての力強さを長所とし、当日もインパクトプレーヤーとしての活躍が期待される。
「(アピールポイントは)アタックとボールキャリー。相手は…。試合をやってみないとわからないけど、やれば、できると思う」
歴史的初白星を希求するクラブにあって、出番は訪れるか。
(文:向 風見也)