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RWC2019予選キックオフ! 日本行きをかけ90か国200試合の熱闘へ

2016.03.05
2019年W杯の予選はカリブ海地域でスタート(Photo: Getty Images)
 2019年ラグビーワールドカップ日本大会出場をかけた戦いが、いよいよ始まる。セントビンセント・グレナディーン諸島代表が地元キングスタウンにジャマイカ代表を迎え、現地時間3月5日にアメリカ地区予選のキックオフだ。
 主審を務めるのは、ワールドカップ2015イングランド大会決勝で笛を吹いたナイジェル・オーウェンズ レフリー。カリブ海でテストマッチ69試合目を担当することになったオーウェンズ レフリーは、「出場する選手たちにとって本試合はラグビーワールドカップに参加し、大舞台で自国を代表するチャンスです。したがって、わたし自身もベストのパフォーマンスで試合に出られるようにきちんと準備を整えなければなりません。自分がその約束を守れば、選手たちの才能と努力が輝く良い試合になるはずです。そう願っています」とコメントした。
 2019年ワールドカップに出場できるのは20チーム。2015年大会で上位の成績を収めた12か国(ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン、アイルランド、スコットランド、ウェールズ、フランス、ジョージア、日本、イングランド、イタリア)はすでに出場権を獲得しており、残りは8枠となっている。
 予選には90か国以上が参加する予定で、セントビンセント・グレナディーン対ジャマイカ戦を皮切りに、2018年11月まで約200試合におよぶ熱戦が繰り広げられる。
 これまでラグビーワールドカップの大舞台を踏んだことがあるのは25か国で、2015年大会だけは初出場国が誕生しなかったが、5年前に世界で約500万人だった競技人口は現在773万人にまで増加しているといわれ、グローバルスポーツとして発展を続けるラグビーで新興国の台頭は十分に考えられる。先週は、ブラジル代表がワールドカップ常連国のアメリカ代表を24-23で破る(2016アメリカズ・ラグビーチャンピオンシップ)という歴史的快挙を遂げ、ヨーロピアン・ネーションズカップDiv.1Aでは、ドイツ代表が2007年ワールドカップ出場国のポルトガル代表を50-27で下している。
 新たに夢舞台の切符をつかむ国は現れるか。
 『Road to JAPAN !』 ― 熱闘が始まる。
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