ラグビーリパブリック

五郎丸初先発もレッズ2連敗。フォースからトライ奪えず。

2016.03.05
2PGを決めるも、満足いく出来ではなかったレッズFB五郎丸歩。
(写真/Getty Images)

 地元ファンの大きな期待には応えられなかった。
 3月5日、ブリスベンのサンコープスタジアムでおこなわれたスーパーラグビーのレッズ×フォース。初めてのホームゲームで好パフォーマンスを見せたかったレッズだったが、6-22と敗れた。

 2戦目にして初めて先発したレッズのFB五郎丸歩はフル出場と80分ピッチに立ち続けたが、こちらもチーム同様、満足いくプレーができなかった。前半34分過ぎ、同点(3-3)に追いつくPGは決めた。しかし3-9で迎えた後半、5分過ぎに得た35mのPGを失敗。相手が3分後にPGで追加点を決めたから痛かった。
 また、3-12で迎えた22分過ぎには正面30m強のPGも外した。その4分後のPGは決めたが、差を詰め、リズムを作りたかった時間帯に2度の得点機を逃したのはチームの士気に影響を与えた。堅実なパスまわしには安定感があったが、ダイレクトタッチを蹴るなど精彩を欠く場面もあった。前半開始5分のファーストタッチでは好タッチキックを見せる滑り出しだっただけに、本人にとっても、ファンにとっても残念な80分だっただろう。

 2試合連続で先発となった、ツイ ヘンドリックは何度も好ボールキャリーを見せるなど存在感を示したが、レッズはミスとペナルティを繰り返して勝利に近づけなかった。スクラムでは優位に立ちながら、それを効果的に活かせず。勝ったフォースも決して満足いく出来ではなく、胸躍る時間の少ない試合だった。
 それでも勝者は、アタックを重ねた後のラストプレーでトライ(WTBルーク・モラハン)を奪って笑顔で試合を終えた。SOジョノ・ランスが5PGを決め、今季の初勝利を呼ぶ働きを見せた。

 勝ったフォースはこの日の勝利で1勝1敗。前節はレベルズに19-25と敗れたが7点差以内の敗戦でボーナス点1を獲得していたため、今季の勝ち点を5とした。レッズは前節のワラターズ戦も10-30と完敗だった。2戦目も完敗、ノートライで、いまだ勝ち点を獲得できないまま。来週(3月12日)のレベルズ戦で初勝利を挙げたい。

初勝利のフォース。写真は攻守で先頭に立ったFLマット・ホジソン主将。
(写真/Getty Images)

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