藤田望(撮影:BBM)
2011年のラグビーワールドカップに出場し、日本代表として14キャップを獲得したPR藤田望(31歳)が、2015年度をもってHonda HEAT(ホンダヒート)を退部することが発表された。中央大を卒業して2007年から9年間在籍。2015-2016シーズンのトップリーグでは、わずか3試合の出場に終わったが、最終戦となったクボタスピアーズ戦でトライを挙げ、チームの歴代最高成績(11位)に貢献した。
12年間在籍し、日本人最年長だったPR大橋幸平(34歳)も勇退。そのほか、セブンズ日本代表でもプレーしたLO奥中大輔(25歳)、U23日本代表の経歴を持つFL北川忠資(32歳)、5年在籍したFL光安俊貴(27歳)、3年間在籍したFL川瀬幸輝(25歳)も退部する。
2015年度トップリーグ全10試合中9試合に出場してタックル成功率94.6%と、南アフリカ代表28キャップ保持者の実力を示したFLマルセル・クッツェーも、わずか1年でホンダを去る。南ア代表復帰をめざす24歳のクッツェーは現在、母国のシャークスに戻ってスーパーラグビーでプレーしており、その後は3年契約を結んだアルスター(アイルランド)で新たな挑戦を始める。
同じく元南ア代表のWTB/FBビヨーン・バッソン(29歳)も退部が決定した。
ホンダを退団したあと古巣のシャークスに戻り、ハードワークを続けているマルセル・クッツェー
(Photo: Getty Images)