NZに帰国したあと、2014年に再びコカ・コーラに戻ってきて期待にこたえたティム・ベイトマン
(撮影:Hiroaki. UENO)
トップリーグチームのコカ・コーラレッドスパークスは2月29日、2015-2016シーズン納会および引退式をおこない、11年間在籍したPR阿比留健二郎(33歳)など7選手とスタッフ4名の勇退を発表した。
マオリ・オールブラックス元主将で、抜群のリーダーシップとラグビーセンスを発揮しレッドスパークスの大きな力になったCTBティム・ベイトマン(28歳)も退団。明るいキャラクターで人気者だった元オーストラリア代表のWTBニック・カミンズ(28歳)も異国でのチャレンジを終え、いまはリオデジャネイロオリンピック出場をめざして7人制オーストラリア代表で奮闘している。
U19日本代表の経歴を持つCTB山口真澄(28歳)とSH榎本光佑(27歳)、快足トライゲッターのWTB江藤大和(30歳)、そして強烈なタックラーであり日本代表FB五郎丸歩の兄としても注目されたHO五郎丸亮(31歳)もレッドスパークスのジャージーを脱いだ。
スタッフでは、スティーブ・タイナマンFWコーチ、徳住茂久BKコーチ、岡田正平アナリスト、西浦達吉アンバサダーが退任する。
2015-2016シーズンのコカ・コーラレッドスパークスは14位と低迷したが、入替戦で踏みとどまり、来季もトップリーグに参戦することが決まっている。チーム表彰で最多出場賞を贈られたキャプテンのFL山下昂大、MVPに輝いたPR徳重元気、新人賞に選ばれたLO町野泰司など、才能豊かでハードワーカーの選手は多く、さらなる飛躍を誓った。
2014年にレッドスパークス入りし、2シーズン奮闘したニック・カミンズ(撮影:Hiroaki. UENO)