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イングランド 今季負けなし3連勝! アイルランドは3連覇の可能性消滅

2016.02.28
マン・オブ・ザマッチに選ばれたイングランド代表NO8ビリー・ヴニポラの突進
(Photo: Getty Images)
 ワールドカップの惨敗から再建の道を進むイングランド代表が、シックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)で唯一の3連勝となり、単独トップに立った。現地時間27日、地元トゥイッケナムで前王者のアイルランド代表と対戦し、21-10で勝利。開幕から2連勝中だったもう1チームのフランス代表は、前日のウェールズ代表戦で敗れており、グランドスラム(全勝優勝)の可能性があるのはイングランドだけとなった。アイルランドは2敗目を喫したため(0勝1分2敗)、3連覇の望みは絶たれた。
 イングランド代表のエディー・ジョーンズ新ヘッドコーチにとっては初めてのホームゲーム。前半は、イングランドがボール支配、地域獲得で圧倒していたが、アイルランドのしぶとい守りを崩せず、インゴールにボールを押さえることはできなかった。
 後半早々にはFLジェームズ・ハスケルがシンビンで10分間の退出となり、その間、アイルランドにトライを奪われ逆転された。
 それでも、CTBオーウェン・ファレルのショットで確実に得点を重ねていたイングランドは、9-10で迎えた57分(後半17分)、テンポの速いアタックで左に人数を余らせ、WTBアンソニー・ワトソンが逆転トライを挙げた。62分には右への素早い展開でFBマイク・ブラウンがフィニッシュ。
 終盤、アイルランドが反撃するもイングランドの守りは堅く、21-10でノーサイドとなった。
 13年ぶりのグランドスラムが見えてきたイングランド。次節(3月12日)はホームで、同じく負けなし(2勝1分)のウェールズと大勝負だ。

スコットランドはイタリアを36-20で下し今季初勝利。イタリアは3連敗(Photo: Getty Images)
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