カリーカップで主将を務め、栄冠を手にしたヤコ・クリエル。自信を持ってスーパーラグビーに臨む
(Photo: Getty Images)
サンウルブズにとって歴史的なスーパーラグビー第1戦の相手となるライオンズが、南アフリカからやってきた。ラグビー大国のチームとしてプライドは高いが、日本ラグビーを侮る者は誰もいない。ワールドカップで屈辱を味わった。スプリングボックスに代わり、リベンジの思いも抱く。
2月27日、東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれる開幕戦。ライオンズは昨年のカリーカップ(南ア国内最高峰大会)で12戦全勝の完全制覇を遂げた主力メンバーに加え、ジャパンラグビートップリーガーのSOエルトン・ヤンチース(NTTコム)、CTBライオネル・マプー(クボタ)、LOアンドリース・フェレーラ(豊田自動織機)を先発で起用する。さらに、釜石シーウェイブスでプレーしていたウォリック・テクレンバーグが7番に入り、南アでいま最も注目されているひとりのFLヤコ・クリエル、ハードタックラーのNO8ワーレン・ホワイトリー主将とともに強力バックローを形成した。
9番が有力視されていたロス・クロニエは開幕直前の練習試合でほお骨と鼻を骨折したためツアーメンバーから外れたが、先発するSHファフ・デクラークは国内下位チームのピューマズからライオンズに完全移籍したばかりで燃えており、ヤンチースとのコンビでエキサイティングな展開ラグビーを組み立てていく。
キャッツ時代に優勝を争った2001年大会以来、15年ぶりのプレーオフ進出を狙える力はある。今年は開幕からアウェイ3連戦で、サンウルブズ戦のあとはニュージーランドで優勝候補のチーフス、ハイランダーズと戦うため、東京での必勝を誓う。
<ライオンズ 試合登録メンバー/第1節 サンウルブズ戦>
1.ルアン・ドレイヤー 2.ロビー・クッツェー 3.ジュリアン・レデリングハイス 4.アンドリース・フェレーラ 5.フランコ・モステール 6.ヤコ・クリエル 7.ウォリック・テクレンバーグ 8.ワーレン・ホワイトリー(主将) 9.ファフ・デクラーク 10.エルトン・ヤンチース 11.コートナル・スコーサン 12.ハワード・ムニシ 13.ライオネル・マプー 14.ルアン・コンブリンク 15.アンドリース・クッツェー
〔リザーブ〕
16.マルコム・マークス 17.ディラン・スミス 18.ジャック・ファンルーエン 19.ロバート・クリヤー 20.ルアン・アッカルマン 21.ヤコ・ファンデルヴォルト 22.ヘロルド・フォースター 23.ローハン・ヤンセ・ファンレンズバーグ