アタックするサニックス(青)と守る大阪府警(黒)
トップリーグ昇格をかけたトップチャレンジ1第3節は1月24日、東大阪市花園ラグビー場であり、サニックス(トップキュウシュウA)が57-0で大阪府警(トップウェストA)に圧勝した。
この結果、すでに2勝を挙げているサニックスは3戦全勝として1位通過を決めた。
サニックスは初戦の三菱重工相模原(トップイーストディビジョン1)から先発メンバーを12人代えた。両方出場はLOファアティンガ・レマル、SH猿渡知、WTB屋宜ショーンロバートの3人。日本代表WTBのカーン・ヘスケスはこの日、23人の出場メンバーにも入っていなかった。
藤井雄一郎監督は理由を説明する。
「力の差はあるのはわかっていたので、試合に出ていないメンバーを中心に起用した」
それでも奪トライは9。しつこい大阪府警を完封し、層の厚さを見せつけた
今月30日の入替戦はリーグ戦最下位、16位のNTTドコモと対戦する。
「やっとここまで来れた。相手はいい外国人選手が多く、そこが強みだが、ウチはチャレンジャー精神で臨みたい」
指揮官は1シーズンでの復帰に手応えをつかんだ様子だった。
一方、1勝1敗同士の対戦は三菱重工が43−19で九州電力(トップチャレンジ2)を降し、2位を確保した。3位は九州電力。3戦全敗の大阪府警は最下位になった。
サニックス×NTTドコモ以外の入替戦の組み合わせは、三菱重工×NEC(リーグ戦15位)、九州電力×コカ・コーラ(同14位)、大阪府警×リコー(同13位)となった。
試合会場はサニックス×NTTドコモ、九州電力×コカ・コーラの2試合が福岡・レベルファイブスタジアム。残りの三菱重工×NEC、大阪府警×リコーが埼玉・熊谷ラグビー場に決まった。