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山田章仁のHO起用も構想に。リオ五輪へ向けたセブンズ代表スコッド発表。

2016.01.16
メダル獲得へチームを仕上げていく瀬川智広ヘッドコーチ。
(撮影/松本かおり)

 リオデジャネイロオリンピック2016に向けた日本代表スコッドが発表された(1月15日)。同スコッド19名と、現時点では五輪出場資格を得ていないジェイミー・ヘンリー、アマナキ・ロトアヘアの2人は、1月18日に始まる国内合宿をはじめとした五輪までの強化スケジュールに参加。目標とするメダル獲得へ向け、国際大会での実戦経験とトレーニングを重ねていく。

 アジア予選を勝ち抜いたスコッドに、ジャパン(15人制)のWTB陣も加わった。スピードならいちばんの福岡堅樹。高い強度で動き続けられる藤田慶和。山田章仁には「ゲーム勘というか、得点がほしいときに取ってくれる嗅覚に期待したい。そして勝負強さ」(瀬川智広ヘッドコーチ)が魅力だ。HOとしての起用が構想の中にある。サンウルブズ(スーパーラグビー)での活動もあるため、コンディショニングとスケジューリングが重要になるだろう。
 リーチ マイケルは、本人の「スーパーラグビー(チーフス)に参加するからにはファイナル進出を狙いたい」という意向を汲み、招集は見送られた。初招集の安井龍太は豊富な運動量と球際の強さが魅力だ。

 同スコッドは現時点では8度の国内合宿とワールド・セブンズシリーズのNZ大会、豪州大会、アメリカ大会、コアチーム昇格大会(香港セブンズ)、ワールド・セブンズシリーズのシンガポール大会に参加する予定。瀬川ヘッドコーチは、メダル獲得のために「(アジア予選を勝ち抜いたスタイルに)チャレンジングなアタックを付け加えたい」と話した。主将は桑水流裕策が務める。

■男子セブンズ日本代表 リオ五輪へ向けたスコッド
大島佐利(サントリー)
小澤大(トヨタ自動車)
桑水流裕策(コカ・コーラ)
合谷和弘(流経大)
後藤駿弥(ホンダ)
後藤輝也(NEC)
坂井克行(豊田自動織機)
副島亀里 ララボウ ラティアナラ(玄海タンガロア)
トゥキリ ロテ(北海道バーバリアンズ)
豊島翔平(東芝)
橋野皓介(キヤノン)
羽野一志(NTTコミュニケーションズ)
彦坂匡克(トヨタ自動車)
福岡堅樹(筑波大学)
藤田慶和(早稲田大学)
松井千士(同志社大学)
安井龍太(神戸製鋼)
山田章仁(パナソニック)
レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)

ジェイミー・ヘンリー(PSIスーパーソニックス)
アマナキ・ロトアヘア(リコー)

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