7人制豪州代表のジャージーを着て、シドニーのハーバーブリッジを背景にポーズをとるカミンズ
(Photo: Getty Images)
オーストラリアラグビー協会は今週、コカ・コーラレッドスパークスに所属するニック・カミンズとセブンズ(7人制)プログラム契約を結んだと発表した。日本シーズンが終わったあと、3月にはセブンズオーストラリア代表に合流する予定で、今季ワールドラグビーセブンズシリーズの終盤4大会(香港、シンガポール、パリ、ロンドン大会)に参加することになりそうだ。
15人制オーストラリア代表で15キャップを持つ28歳のカミンズは、昨年のワールドカップは候補メンバーになったものの残念ながら最終スコッドには選ばれなかったが、リオデジャネイロオリンピックという大きな目標ができた。過去、7人制代表でプレーした経験はあり、2007年にはワールドセブンズシリーズでチーム最多トライスコアラーとなる活躍を見せ、2010年にはコモンウェルスゲームズ(英連邦総合競技大会)で銀メダル獲得に貢献している。
昨季ワールドシリーズでは総合5位に終わり、今季も2ラウンドを終えた時点で8位とやや低迷しているセブンズオーストラリア代表だが、今年8月にブラジルのリオデジャネイロで開催されるオリンピックには、カミンズのほかに、15人制代表スターのクウェイド・クーパー、ヘンリー・スペイトも加わる可能性があり、金メダル獲得へ向けてファンの期待は高まってきた。
現在はレッドスパークスに集中しているカミンズは、16日に福岡・レベルファイブスタジアムでおこなわれるNTTドコモレッドハリケーンズ戦(トップリーグ順位決定トーナメント)にベンチ入りする予定だ。